第8話 屈辱! 超敗北!!

外部から切り離された部屋

いかがわしい雰囲気の二人

そんな空間を静寂が包んでいた。


「食べ頃って…」

「レジきゅんのはじめてがそろそろかなって?」

「人のモノを食べ物みたいに言うんじゃねぇ!

あと、てめぇにはやらない!!」

ついに、本性を現しやがったぞ!


別にはじめてとか気にしないが

こいつだけにはやりたくない。



「まあ、食べ物みたいなものだし…

せっかくここまで熟してきたんだから

私も引くわけにはいかないよ。」


「黙れ!!

とっとと引けどうせたいした理由なんてないんだろう?…てか、ネグリジェを脱ぐな!」

俺が叫んでいると変態フレイ

ネグリジェを脱ぎはじめ

黒の下着だけになる。


「理由ならあるさ。

私にだって女のプライドがある。

だから…

レジきゅんのはじめては私が貰う!!」


無駄に大きい胸を張って言う変態フレイ

何もカッコよくない


「そんな安いプライドは捨てちまえ!! 

 このメス豚がぁ!!!」

「…っメス豚…ァァン」

「発情してんじゃねぇ!!!」

駄目だ。こいつ

早くなんとかしないと…


「で、ここはどこなんだ?」

「…ハァハァ

 ここかい?レジきゅんの家の地下だよ。」

「てめぇ。人ん家になに作ってるんだよ!!」

本当になんでもありだなこいつ

父上に許可とってるんだろうな。っな!?


「レジきゅんとの愛の巣」

「そこに愛はない!ただのお前の巣だ!

 地下に巣を作るとかお前は蟻か!!」

「…ゾクゾク。暴言…ハァハァ

 抱けば愛は生まれる。」

「いい加減しろ!!発情期か!」


ハァハァ

駄目だ今日はいつもよりも発情してる。

本気で俺のことを襲いにきたのだろう。

だから、マジで引く気がない。


「わかった…

 私も私から襲うのは本意ではない。」

「来て初日から押し倒してきたやつの

 セリフじゃないだろ!!」

むしろ、出会って10分ぐらいで襲われたんじゃないか?


「だから、レジきゅんから私を求めさせる。」

は?

なに言ってるんだこいつ??

俺がそんなことすると思っているのか?


「ふ、残念だったな。

俺は大天使カレンがいるから

誘惑などには負けぬ!

妹になってから出直してくるんだ!!メス豚」

はははっと高笑いを決める。

俺が負けるはずがない。


「クソガキ…ハァハァ…フラグ」

こんな発情豚に負けるはずがない。


「じゃあ、こんなのはどう?」

変態フレイは薬品棚のとこにある

薬品を一つ取り出すとベッドの上に撒いた。


「何を…

 あははははは…っちょ

 ははははは…やめはははははは!!」

俺は笑いを堪えられなくなった。

なんだこれ??


「レジきゅん…くすぐりって得意?」

「く、くすぐり」

変態フレイの言葉で

自分の身体をよくみると

ベッドから伸びる細い触手のようなものが

俺の身体を這いずり回る。


「ちょっ…ッンクとめろ…ぁはははははは!!」

耐えることなんてできない。

なんだよこれ変態フレイの魔法で作り出したのか?


「元々ベッドに擬態してた生き物なんだけど

薬で眠らせてだんだ。

さっきのはきつけ薬」


「なんてぇ…あはははは!!もん…ァァンうちに連れてきてるははははははは!!!」

駄目だ

笑いすぎて頭がおかしくなりそうだ。


「レジきゅん敏感~

これならすぐ堕ちるね…ハァハァ」

変態フレイは恍惚な顔をしている。


「だれが…ぅへへへへへ…おちぃいいいいぎゃはははははははははは。」

きつい

きつい

笑うってこんなにきついのか?


「生意気なクソガキだね…ハァハァ

 そんな悪い子どもには 

 お姉さんがお仕置きしちゃうぞ…ハァハァ」

変態フレイは二つの丸いコンパクトみたいなもの取り出すと俺の足の裏にくっつけた。


「な…なにをぉぉおおほほほほほ!!

だめぇ!ギャハハハそれはギャハハハむりぃゼェハア」

ビクヒク

足の裏がねっとりくすぐられる。

土踏まずをくすぐられる度に身体が跳ねる。


「これぇえええぇやめぇぇぇえててえ!!」

「ハァハァ…目隠しもしようか…」

みっともなく身体をくすぐりから避けようとするが拘束からは逃げられない。

視覚も封じられたことにより

くすぐられる感覚はさらに増していく。


「うーん。

どうしようかな~」

焦らすように言ってくる変態フレイ

多分、俺の無様な姿を舐めるように見ているのだろう。

そんなことすら、今の俺には刺激に感じる。


「おぇねぇぇがいぃはあああああ!!

おねぇぇぇがいじぃますぅギャハハハ!!!」

涙を流しながら懇願する。


もう駄目だ。

ここは大人しくしたがって

この状況から逃げよう。


「いつもクソガキの…ハァハァレジきゅんが…

みっともなくお願いしてる…ァァン!!」


「おねぇぇぇがいじぃますぅぇへへへへへ!

ふれぃさぁまとめぇてはははははくださぁいぃぃぃ!!!」


「わかったわ…ゾクゾク

そんなに可愛く言われちゃったら

しょうがないわね~」

俺の方に近寄ってくる変態フレイ


俺を解放する気になったのだろう


「ありぃがとぅはははははふれぃははは」

ようやくこの地獄から脱出できる。


俺は助かる







「な ん て ね🖤」




「…え?」

…ジュルルルルルルルルルルル


いきなり耳を吸い付かれて、

触手のくすぐる強さが上がる。


「え?いひひひひひミミイミミイははははは!!」


「レジきゅんの耳…チュパ美味しい~

レジきゅんが身も心も服従しなきゃ意味ないからギリギリまで続けさせて貰うね。」


「うぅぅそぉぉつううききききい!!」

「嘘つきってひど~い。

 私は解放するなんて一言も言ってないよ」


彼女は俺の精神を完全に折りにきている。




本当におかしくなる


ごめん…かれん


おにいちゃん…もう…だめだ









「そろそろいいかしらね。」


ようやく、少年はくすぐりから解放された。

あれから何分?

いや、何時間たったのだろうか?


「おしっこ漏らしちゃうなんて…フゥ

レジきゅんは仕方ない子でちゅね~ハァハァ」

女はバカにしたような口調をしながら

興奮している。



床には少年の排泄物やら

少年を屈服させるために使った道具が

散らばっていた。


「レジきゅん。どうしたい?」

「だきしめてぇ…ふれぃさぁま」

「ゾクゾク…素晴らしいわレジきゅん。」

ふれいさまにだきしめられおれはしあわせをかんじる。

だれかにだきしめられるってしあわせだ


「よしよし、かわいいわね~レジきゅん」

「…ふれぃさぁま、きもちいいですぅぅ」

ふれいさまはすごくやさしい。

こんなひとになでられるなんてしあわせだ。


「ふふ、長く待ったかいがあったわ~

 じゃあ、そろそろやりましょうか」

「はぁい…」

ふれいさまくちびるがちかづいてくる。

もうすこしでおれのくちびるとかさなる。


なにもかんがえたくない。


このままうけいれーー



ドカーーン!!!!!



部屋の扉が吹き飛ばされた!


「な、なに!?」

突然のことに流石のフレイも驚いているようだった。


「にぃさまぁ?」

聞き覚えある声が聞こえる。





カレンだ。

カレンがここまで来たのだった。


「か、かれん?」

呂律の回らない口でカレンの名前を呼ぶ。

どうして、ここにいるのだろう?


「ど、どうして?」

フレイも同じ感想なのだろう。

かなり動揺している。


「ここは認識阻害のアイテムが使われてるから一定の魔力がないと発見されないはず、あなたはまだ自分の魔力のことをーーー」

なんかフレイがべらべら言っているが俺は聞いている余裕がない。


頭がくらくらする


ピキ


あーそういえばカレンのゲーム設定にあったな



「にぃさまを…」

ギロッとフレイの方を見るカレン。

いつもの天使のような顔ではない。


「ひぃぃ」

カレンの魔力が辺りを包み込む。 

とてつもない魔力だ。

フレイと同じくらいだ。


「にぃさまをいじめるなぁ!!!!!!!」



カレンはの変化によって

に魔力が上がるって設定



ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォンンン!!!!




辺り一帯が爆風に包まれる




とりあえず、言っておこう




爆発オチってさいてー




ーーーーーーーーーーーーーー

おまけ


後の祭り


事の顛末を語ろう。

結局、カレンの魔法で屋敷は消し飛んだ。

しかし、奇跡的に変態フレイ以外に怪我人はいなかった。


なぜかというとカレンが無意識で魔法で俺たちのことを傷つけないようにイメージしていたみたいだ。


なんてご都合主義。


爆発は変態フレイの魔法暴走ということで処理されて

屋敷の賠償金はすべて

無駄に金はある変態フレイ持ちということになり、なんとかうちも没落せずにすんだ。


「だいじょうぶ?だれにやられたの」

「ああ。あのときのこと覚えてないのか」

「あのとき?」

「覚えていないならいいんだ。

 フレイさんが悪いだけだし。」

「ふれい?だれ?」

「そこまで嫌いか!」

俺はというと

1ヶ月ほどは精神がやばくなっていた

俺だったがカレンと

見舞いに来てくれたもう一人の妹である

アリアのお陰でなんとかなった。


とりあえず、俺の妹たちはマジ大天使!!





「レジきゅん、魔法の授業するよ。」

「はいよ。」


あれから一年経過したが

なんだかんだ変態フレイは俺の先生を続けている。

だって、

こいつ以外に俺に何かを教えられるやつが

いないからしかたがない。



それになんとなく

彼女と別れたくなかった。




まあ、何年も一緒に住んでれば情も湧くか。



「レジきゅん…そんな目で見られるとハァハァ!

 こうふんしゅる!?」



やっぱりクビにしようかな?







ーーーーーーーーーーーーーー

内容が内容なので深夜に

投稿させていただきました。

申し訳ございません。



男の子がお姉さんに完オチ

幼児退行して屈服するところが書きたかっただけです。



この小説を書いていて一番怖いことは

変態フレイのせいでBANされることです。













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