ある会社の話
私の会社はブラック企業だ。
定時退社なんて夢のまた夢で、休日出勤も当たり前。
サービス残業も多く、パワハラは日常茶飯事。
給料だって安い。ボーナスは雀の涙。
そんな時、ある日を境に営業車での事故や、過労で倒れる人が多くなった。
しかもそれが定時を過ぎた時間帯から多くなっている。
働き過ぎだろうと言われればそれまでだが、あまりにも多い事故についに社長が神社へお祓いに行った。
どうやら神主によると以前に首を吊った社員の霊が残業をさせないように、悪さをしているとのこと。
お祓いを済ませた社長が一言。
「労基や悪霊が怖くて会社経営ができるか」
今も会社は変わっていない。
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