荒れまくった時代・そして原点へ

第9話 失意の帰郷・陰口野郎は死ね

取り敢えず、この辺りからどんどん荒んでいきます。

もう頭がおかしくなっていました。

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 中3の初夏、解雇通告を受けた僕は、嫌々ながら母校に戻る選択肢しかなかったです。超嫌でした。変な目で見られるのは当然だろうと思ってましたから。

 まあ案の定、僕を見た奴らはひそひそと何か言ってきます。もうこの時は、先が見えなくて、夢も失って、自分が何処に向かっているのかわからなかったです。今迄我慢していたことが堰を切ったかのようにどうでもよくなってきていました。


 陰口を叩いた奴は片っ端から半殺しにしました。他のクラスの「お前誰?」って奴にまで「うわあーこいつかよ」って顔で、嫌な態度を取られます。サッカー部連中も同じ中学の連中は後輩も同期も、中学との格差の影響でサッカー部は辞めていました。そういう奴らとつるんで、後、他校に行ったけど、T先生との違いについて行けなかった奴らとしょっちゅうつるんで悪さをしてましたね。


 弟は同じ高校に来ていました。あれだけ「特待取れ」って言ったのに、当時付き合っていた女と別れたくなくて、僕に言い訳して蹴っていました。ぶん殴りました。そして当然高校のサッカー部にはなじめなくてどんどんドロップアウトして、腐れヤンキーになって行きましたね。


 まあ僕も陰口を叩いた連中を片っ端から半殺しにする毎日でした。クラスで僕に話しかけて来るのは、酔狂な女子くらいでした。


「こいつらは顔が好みなら何でもいいんだな……」


 うんざりしてました。陰口ターゲットの奴が一人でトイレに入ったら、隣に行って、


「お前、俺の悪口言ってるそうやん? 出戻り野郎とか、怪我して潰れたやつとか? おう、弁解あるなら言ってみろや」

「え…、いや、そ、そんなことは……」

「死ね」


 ゴオンッ!!!


 排水ボタンの付いている銀色の金属部分に後ろ頭を掴んで、顔面をぶつけます。それだけで流血ですけど、今迄溜まってきた我慢して来た感情は止まりません。その後ボコボコに蹴りを入れます。痛くて小便漏らしながら藻掻いてる奴の顔面を思いっきり蹴ったり。もうね、ストッパーが心から消えていました。


「ごめん、ごめんなさい、すみませんでした!!!」

「それで済んだら警察いらねえんだよ! 死ね!」


 片っ端からシメていました。一応籍はサッカー部にありましたが、交代していた監督は嫌いだったし、行く理由がないんで、泣いて頼まれた時しか助っ人に行きませんでした。怪我したとはいえ、こいつらレベルは雑魚です。雑魚とサッカーする気にはなれませんでした。助っ人に行って、後半途中から出て、適当に何点か取って、交代する。頼みが済んだら帰る。何様なんですかね? それくらい、当時の僕は頭がイカレていました。


 サッカーに全てを、命を、人生をかけて来た。それが目の前で、届いていたのに滑り落ちた。残ったのはボロボロの自分。肉体的にも精神的にも。我慢をすることができなくなっていました。悉くシメたので、僕の悪口を言う奴はもういませんでした。でも何も満たされませんでした。


 ドウシテコウナッタ? オレガワルイノカ? イヤ、オレノジャマスル、オレヲツツムスベテノカンキョウガワルイ! オレニケガヲサセタヤツラガワルイ!


 イカレテいました。これまでピーンと張り詰めていた糸が完全にキレていました。こうしていても教師は僕に何も言ってきませんでした。なぜかと言うと、僕が学年トップの成績だったからです。まあ負けるのは嫌いでしたからね。


「成績が良いんなら文句ねーだろ? おめーらは」

「いや、だがな、KAZU……」

「アンタらはそれが判断基準なんだろ? だから俺がこれまで周囲にどんな扱いを受けて来たのかも知らねーだろ? 俺はそいつら全員に天誅しただけなんだよ。文句があるならそこまで俺を追い込んだクズ共を問い詰めて指導しろよ! 俺に構うな」


 殴って来た教師もいましたよ。でも自衛の為にボクシング習ってたので、カウンター合わせて一発K.Oです。


「正当防衛でーす! おつかれっしたー」


 もうカウンター決まった体育教師は意識がない。周りの教師は僕に注意をすることを恐怖に感じていました。だから何一つ言ってきませんでした。稀にこういう手が出る昔の教師がいましたけど、逆にボコりました。


 取り敢えず、けじめはつけようと、Sちゃんの家に行きました。謝りました。プロになれなかったって。


「もう一度やりなおしたい」


 そう言われましたけど、「サッカーとどっちが大事」という言葉はショックだったし、それがこの子の本質なのだろうって思うと…無理でした。


「今の抜け殻みたいなチンピラと付き合っても碌なことないから、やめてくれ」


 その後大学時代に英国から一時帰国したときに再会しましたが、そこで終わりです。


 そして毎日退屈でした。だから連れ共と一緒に『一日一笑いちにちひとわらい運動』をやろうぜって言って、何かしらおもろいことをやってました。


 生徒指導のウザいオッサン先生はヅラだったので、奪って逃げまわったり。授業中にツレにエロ本音読させたり、ツレがパクって来た原チャで5ケツしたり。無免ですよ、それだけ乗ると、フルスロットルで時速4㎞しか出ないんですよw ポリにパクられましたね、あぜ道に逃げたらぬかるんでて、転倒して(笑) 僕だけは足が速かったので捕まりませんでしたけど。

 

 こうしてこの遊びはエスカレートしていきます。そしてタイトルの内容に進みます。こんなチンピラでもなぜかモテてました。まあ田舎はヤンキーがモテるからね。でも僕はヤンキーじゃないんだけどなあw ただ笑えることをして鬱憤を晴らしたかったんだと思います。





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挫折、狂いだした頃です。

読まれた方は不快に思われるかもしれません。

でもね、これで終わらないんですよ、僕は。

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よろしくお願いします。


で、そんな僕が連載しているファンタジーです。良ければ眺めてやってください!

OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~

https://kakuyomu.jp/works/16817330653523704177


ではまた次回・・・、うん多分

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