第25話 品種論・雑種最強説

「人は遺伝的に離れた異性の体臭を、いいにおいと感じる」って、聞いたことありますか?

 これは本当です。

 正確に言うと、免疫の型が自分と離れた人の体臭ほど、いいにおいに感じます。

 自分と相手の免疫の違うところを受け継げば、子供が親世代より病気に強くなるからです。


 つまり...

 自分の免疫(A型)+相手の免疫(B型)=強い子供(A+B型)!

 ということで、生き物の基本は、「血が薄くなると強くなる」です。


 犬は品種改良が進んで、色んな品種がいますよね。

 ザ・トイプードルな見た目の子犬は、トイプードル同士の親から生まれます。

 そうすると、今いるトイプードル同士の組み合わせしかありません。人間で言うなら、「この村の中だけで結婚してね」的なことです。

 そうすると、血が濃くなります。

 弱くなるんですね~

 犬猫は、「この品種は、この病気になりやすい」というのがたくさんあります。


 獣医師はみんな動物が好きなので、よく、「飼うならどんな犬猫がいい?」という話をします。

 そうすると、

「ダックスかわいいよね!でも、腰の椎間板ヘルニアになるからなぁ」

「耳折れのスコティッシュホールドもいいな!でも、骨軟骨異形成症になるからなぁ」

 という会話になります。

 そして最後は、

「やっぱりミックス(雑種)が最強だよね~」

 となります。


 そんな素敵な雑種たち。

 子犬・子猫のうちに家族に迎えると、「大人になったときにどんな姿になるか分からない」というプレゼントをくれます。小さい頃とは全く違う見た目になることも。

 予測がつかないことって、ワクワクしますよね!


 ただ、大型犬と中型犬のミックスの場合、どのくらい大きく育つかも未知。

 大きく育っても大丈夫な環境にお迎えするのが吉です。





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