第11話 品種論・ダックスはなぜ短足
犬は、色んな姿をしています。品種改良のたまもの。
例えば、ゴールデン・レトリーバーと、チワワと、ブルドックを想像してみてください。
大きさ、毛の色・長さ、鼻の長さ、本当に色々。
もし会社の同僚が、「○○人の女の子、かわいいよね~。大人でも80センチだし、鼻は15センチあるし」って言い出したら、「おおい!?」ってなりますよね。
そのぐらい犬の姿は多様です。
今回は、ダックスフントについて。
耳が垂れていて、胴長短足。くりりとした瞳。
あー、かわいい!
でも、なんであんな姿をしてるんでしょう?
「ダックス」は、ドイツ語で「アナグマ」。
「フント」は、ドイツ語で「犬」。
アナグマ犬。そう、ダックスフントは、もともと、アナグマ(タヌキ的な見た目のイタチ)を狩るための犬です。あの短い足は、アナグマの巣穴に潜るためのものなんですね。
実益のために作られた短い足を、「かわいい」と思って愛玩にしてしまう。人間の価値観の変化を感じますね~
ダックスの方は変わっていないんですけどね。
ちなみに...アナグマって、めちゃくちゃ美味しいらしいです。
アナグマの鍋である「マミ汁」を食べた知人いわく、「真っ白な脂がたっぷりでフワフワ、最高っ!!」だそう。
ダックスフントを使ってでも、食べたい味なんでしょうね!
一生に一回は食べてみたいなあ。
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