第67話 花椿会

ただ今、会議中である。

タツの店で、8時だよー、全員集合‼️


「と、言う訳で、お玉が標的になってるんだ。

ってことはよ、裏社会の奴らも動き出したって事だ。」ヘム


「なるほどなぁ。

お玉はん、ようやってくれはった!

闇雲に聞きまわってもあかんな。

なーんか手をうたんと!」マツ


「あのよー、みんなで乗り込んだほうが

早くねぇ?」おみよ


「そやなぁ。ごちゃごちゃしててもしゃーない。みんなでカチコミ行こやないかー!」ウメ


「それはダメだよ!

今時、そんな事しちゃあ、テロリストと思われちまいます!」お京


「あーーーっ。

そーいうたら、毎年な花椿会でボランティアやっとんねん。

それならや、高校に入り込めるんちゃうか?」

タケ


「そやなぁ。毎年な、あちこちボランティアで

うちらの歌とか踊りとかなー。

ご披露してるんよ。ものごっつう感謝されんねーん。」ウメ


「あんのー。はなとつばきとは。

きったねぇ、名前ですねぇ。姐さんがた。」

おみよ


「それってよ、鼻くそほじりながら、かーっぺってやるのかよ。

うーーん。同時になぁ。

できるのかよ、やってみよーっと。」お玉


「おいおい、お玉、店んなかでやるんじゃねえーよー。うちは食いもん商売なんだからよ。」

タツ


「はーい!もういい!わかったから。

お玉とおみよは外でやってこーい!

さあ、行け、すぐ行けーい!」ヘム



「なぁ、こうやって鼻に指つっこむだろ?

かーっぺっ!いってえーーー!

指が鼻の奥にぶち込んじまったよぅ。」お玉


「あーはっはっはーー。

馬鹿じゃねえーの、お玉。下手くそばーか。

こうやるんだよ。

指を突っ込むだろ、、。

あれ、奥に鼻くそがある。これ、とりてえー。」おみよ



「あのう、、。店の中に入っていいですか?」

お玉、おみよ


ガラガラーー。


「てってめら、誰とゴロ巻きしやがったんだ?

ちっ、少しも大人しくできねぇとは。」お京


「だれやねーん。あんたらをそないにしたんは?

余程の奴やな。」マツ


「いうてみいや。うちらも黙ってられへんでー!」ウメ


「お玉、おみよ、お前らの顔面血だらけにしたのは誰なんだぁー!」ヘム


誤解である。

たーけーなふたりは鼻に指を突っ込んでかーっぺをやり過ぎ、鼻血ブーになってただけだったのだ。

「なぁ、お玉、ホントの事を話したら

どーなると思う?」おみよ


「、、、。

こえぇーーから、黙っとけ」お玉




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