第64話 どこで手に入れたの、それ
ガリ勉校長は、家に帰った、、。
実はお掃除のおばちゃんは気分が悪くなった生徒が吐いてしまったのをお掃除してきたのだった。しかも、牛乳を吐いていたらしい。
そのバケツの汚水をひっかぶったので、
職員室は猛毒ガス発生で、学校テロではないかと大騒ぎになったのだった。
校長が原因とわかり、みんなは早く家に帰って下さい!と帰れコールが湧き上がる。
校長は帰路についたのだった。
「ただいまーー。京子ーー。」
「はーい、おかえりなさい。あーた。」
今日は玄関に向かった。
んん?くせー。やな予感がしやがる。
ちっ、もしかして、闇の奴、うちを突き止めやがったか、、。
こりぁ、猛毒ガスであたいを殺ろうとしてやがんな。
ふふふ、こんな事もあろうとさる国の猛毒マクス買ってあんだよーーう。
甘くみんじゃねぇーーー!
お京は猛毒マクスをつけて、玄関に向かった。
「えっ、、、。
京子なのかい?」
ガリ勉校長はその姿に驚いた。
それもそのはず、猛毒マスク、迷彩服に軍靴、おまけに、、、。
アサルトライフルを構えて出てきたのだから。
「だっだれなんですぅーー。
きっきょうこはどうしたんですか?
まさか、、。」
ガリ勉校長はあまりの恐怖に錯乱した。
当たり前である。
今の日本で、家に帰りました。
こんなんでましたー。
ありえんやろー。
お京はしまったーーー!!
と思った。
やっべ、つい闇の奴への警戒心で
こりぁやっちまったなぁ。
どーするよ、これ、どーするんだっばよぅ。
お京は閃いた。悪知恵だけは思いつく。
「ここのご主人ですかな。
訓練の途中で腹を下しました。
トイレをお借りしました。
吾輩、これから訓練にもどらねばなりません!
感謝致します。」
敬礼をして、お京は走り去った。
「なんだ、。
そんな訓練してるんだなぁ。
知らなかった、やれやれ。
京子ーー?あれ?
何処なんだ?」
京子なんさ、いやしねーー。
京子は裏庭からガリ勉校長の様子を
双眼鏡で伺っていたのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます