第62話 伝言ゲーム

後期高齢者と還暦過ぎの集まりでは、所詮

大した事も計画できないのだった。

そこで、お玉の言ったように、手当たり次第に聞いて回るが採用された。


「まぁよ、そうやって当たってる奴がいるってなりぁよ、ボルデモートも何かやってくるだろうよ。」お京


「えっ?名前、ホルモンモーツって言うのか?

何だよー、わかってんじゃねぇかぁ?」お玉


「なんやてぇーーつ!

ホルマリンズケ言うのんかーぁ?

何ちゅう、おっとろしい名やないかーい!」

ウメ


「ちゃうちゃう、ボックリマダムやろ。

その店、ミナミにあんねん。」タケ


「姐さん、ポックリ逝きたいもんですよねぇ。

あたいもそう。」おみよ


マツとヘムは、こんなおたんこなすのアホスケ達で闇の支配者なんか捕まえられるんだろうかと

顔を見合わせ、肩を落とした。


「静かにせんかーい!おどれら、何ぬかしとんねん。名前わからへんねん!!

お京はんは、ただ仮の名前を言うただけや!

それがボンクラオヤジってだけやねん!!」

マツ


ヘムはオマツ姐さん、あんたも大概、

ボンクラでおたんこなすでアホですよと

思った。


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