第49話 三位一体

「アンドレー!アンドレー!」

「そうなんですね、この猛獣はあんどれと言うのですね。おー、よしよしよし。あははは。」

「ぬははははーっ!

アンダーレーは蝋人形になってしまったわ。」



「うっせえなぁー、ババア連中。

どーにかなんねーのかよ。こっちまで

おかしくならぁ。」お玉


「お京、解毒剤は作れねぇのかよ!

どーすんだよ。」ヘム


「ばっきゃやろー!

そんな簡単に作れるもんじゃねえーわ。」お京


みんなは耳鳴りがし始めて、うんざりしていた。

そこへ、タツが自転車で帰ってきた。


「はーい!王将の餃子でーす。お待たせしましたー!

だっだれ?この人達だれなんだーーっ!」タツ


「お京の毒薬でババアがこんなんになっちまったんだよ。」おみよ


「なんて事をしやがるんだ!お京!

せっかくの増毛計画がおジャンじゃねぇかよ!」タツ


「まっ、とにかくよ、腹が減ってはゴロマキすんなって諺もあるしよ。

餃子食おうぜ。」お玉


仕方ないので、みんなも王将の餃子を

食べ出した。


「おい、ババア連中にも食わせろ。

うっせえから、口に突っ込んでおけ!」ヘム


王将の餃子をマツ、タケ、ウメの口に

突っ込んだ。

もぐもぐと食べる三人。


「食ってる時は静かだな。」タツ


「あれ?

餃子が喉に詰まったのかよ。

動かなくなっちまったぞ!」おみよ


「おい、おいーー。

生き返らせろーーっ。」ヘム


みんなはマツ、タケ、ウメの背中を

どつき回した。






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