第47話 やっぱ餃子は

タツはハゲさしさだまさしの頭の産毛を

触りながら、

「オマツ先輩!

なんでも、作ります!

あっ、餃子とかどーですか?」


「ちょい、やめりー。

先輩やなんてなぁ。姐さんやわ。」タケ


「ほんまや。姐さんにしてやー。

餃子かいな。ええなぁ。

しかしやで、餃子は王将やろ?

うちら、王将しか食べへんねん!」マツ


「わかりましたー!王将で餃子買ってきますからー、待っててくださいね、オマツ姐さん。」

タツは王将まで自転車を走らせた。


「あんたら、同じジャージこうたやろ?

何やらかしよんのん?

こーのーシマはうちらが仕切ってねんで。

まだまだ若いもんには渡されへん!!」マツ


「姐さん、あたい達はガキの頃からのツレなんだよ。だからさ、懐かしいだけさ。」ヘム


「におうでー、におうでー?」ウメ


「あ、すまねぇ、今、スカシッペしちゃったんだよぅーー。」お玉


「おおうぇーーーーっ!くっさーー!

なんやねーん!防毒マスクモッテコンカイーイ!」タケ


「ほれ、防毒マスクやでー。」ウメ


「はい、はい、ありかとう。

なんやねーん!これ、パンツやないかーい!」

タケ


「いや、新品やでー!」ウメ


「ほんだら、コレー!」マツ


「はい、はい、ありがとさん。

これを口に当ててと、、。

なーんや、これ、乳バントやんかーい!

しかも、湿っぽいやないけー!」タケ


(なんだ?急に、あたいのヘーコのせいで

頭がおかしくなったのかーー‼️

こりぁ、えらいこったぞ!)

お玉は責任を感じた。


「おい、お京、あたいのヘーコのせいで

姐さん達がおかしくなってんぞ。

お前の薬草茶でなおんねぇーか?」お玉


「んだな。何だか、バシバシ叩きあってるし

ありぁ、何だ??

よーし、任せておきな。

とっておきの正気の沙汰ってハーブティーを

おみまいするぜ!」お京


お京は血の池地獄のような色をしたハーブティーを姐さん達に渡した。


「姐さん、これ、あたいが作りましたのよ。

若返りのお茶ですの。わざわざ、おフランスから取り寄せてますのよ。おーほほ。」お京


「なっなんやてーー!おフランスやとー。

まあまあ、こんな凄いもんごっそさんやなぁ。

」マツ


「これ以上若返ったらどないしよー。

赤ちゃんになってまうやーん?」タケ


「血へどのような色もええなぁ。

吸血鬼かて若い娘の血飲んでんねんし。

いただきまーす!」ウメ


ごくごくーーっ。

姐さん達は一気に飲み干した。


そーれーかーらー、、、。






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