第46話 今日の敵は

「お玉!

何やってやがんだよ!今からやり合う相手とLINEの交換してんじゃねぇーーわ!」ヘム


「うめ!ワレ、えーがげんにせえーや?

こーんなおちょけに巻かれてどないやねーん!」マダム


「んじゃ、すいませんけど、やり合ってからのLINEの交換っつうことで。」お玉


「そやなぁ。まずは、やる事やらんとなぁ。

うっさいねーん。オマツの奴なぁ。

あれな、マダム言うてるけどマツ言うなんでー。笑えるやろ。」ウメ


「ウメ、いらん事ベラベラ喋りな!

えらい舐めた真似しくさって。

うちら、あんたらがオムツで漏らしてる時からのゴンタやでー!!

私のマツ葉かわせるかーー?」マツ

そういうと、松のトキトキを口にくわえたと

思ったら吹き出した。


「んぎゃーー!いた、いた、あいたたたーー!」おみよ


「おみよ、松葉がケツにぶっささってんぞ!」お玉


「ふふふ。まだまだ腕は落ちてへんわ。」マツ


「ほな、次はうちの番やな。

いくでーーっ!」

そう言うと竹トンボがビュワーと飛んで来たのだった。

なぜか?タツの頭めがけて飛んでった。


「うわ、タツのヒジキが無くなったよう。」

おみよ


「タケの竹トンボの切れ味もさすがやねぇ。

どないやねーん。

うめ、あんたもやったりや!」マツ


ウメは梅干しの種を取り出すとシュシューと

投げた。


それをお京のコインが弾いた。

「飛び道具なら互角だよ。

あたいだってコインのお京だ!」お京


「竹トンボだってぇ?

あたいの二枚刃でバラバラにしてやるよ!」

ヘムの二枚刃で竹トンボは切られて

落ちた。


「ふん、やるやないけ。

ひよっこが。うちのマ松葉攻撃いくでー!」

マツ


おみよはチェーンを振り回してマツ葉を

バシバシと振り落とした。


睨み合いが続いた。


「うおーーっ!

おい、見てみろよー。マツさんの松葉が

頭にブッ刺さったところから毛が生えてるようー。」タツ


「タツ!ふざけてんじゃねぇ!!」ヘム


「いや、竹トンボでさ、ヒジキが無くなったじゃねえか。その後のマツさんの松葉がブッ刺さったんだよな。

ほれ、見てみろよ。」タツ


「ちっうっせえやつだな。

どれ?見せてみろや。」お京

みんなはタツの頭を見た。


「本当だ!ちゃんとしたの生えてるじゃん!」

お玉


「なぁ、もしかして、マツさんの松葉が刺さると体にいーんじゃねーのか?」おみよ


「なんだとぉー!

そーんな訳ねぇーだーろーがー!」ヘム


「ふふふ、あんたらマツの力をあもみたらあかんで!マツはな、ツボを心得とんねん。

そこらの按摩とちゃうでーー。」タケ


「あのう、、。

マツさん、痔とかにも効きます?

今、調子悪くて、、、。」ヘム


「なーんや、あんた痔主かいな。

まかしとき!ツボがあんねん。」マツ


「マツさん、あたいもギックリ腰やってから

調子わりぃんだよね?

やってもらえる?」おみよ


「あー、わかった、わかった。

順番やで。まっときなはれ。」マツ


「オマツさん、あたいはほうれい線が気になるのね、そんなんはどうですの?」お京


「ふんふん、薄くできるわ。やってみよかいな。」マツ


サダミはその様子を見て思った。

なんて、おっそろしいの能力の持ち主なんだと。

あんな、毛根が死んでいるタツの頭から

毛を生やすなんて、、。




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