第44話 ちがうだろーーっ。

みんなは歩いてタツの店へ向かっている。


「おい、つけられてんぞ。振り向くんじゃねぇ。」ヘム


「あたいも気がついてたさ。

あのあほんだら教だよ。」お京


「えーっ?どこ、どこーー。」おみよ


「おみよ!振り向くんじゃねぇーー!」ヘム


「次の角でよ、ばらけるからな。

タツんちに集合。」お京


角に来たみんな。

「よし、今だ!」

走りだす。

「おいー!

ばっかやろーー!

何で同じところを走ってるんだぁ。

ばらけろっただろぅーんがーー!」ヘム


「んなこと言うけどよ、この道が一番近道なんだぞ!」お玉


「まあー、いい!年寄りに追いつけやしねぇ!」お京



ぜーぜー、はーはーっ。

みんなでタツの店にゴール!


「サツに追いかけられた時を思い出すなぁ。」

おみよ


みんなはタツの店へ入った。


「ここかいな。

あの子らのたまり場。

確か、狂犬のタツとか言うてブイブイしとった若造のとこやなぁ。

こら、オモロイ事になってきたでー。

みんなに知らせなあかんなぁ、、、。」

あほんだら教のおばはんは、通りすがりの人に

飴ちゃんを配りながら去って行った。





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