第35話 うんこから若頭
ブーブー。
「あ、例のあの人からLINEがきてる。
貴方にはがっかりしました。
学校のメス豚に見つかるなんて。
恥を知りなさい。
奴隷カーストに堕ちたいんですか?
今回は大目にみましょう。
次回はありませんよ。」
「こっこわいーー。
どこからでも見てるんだわ。」
「どーするのよ。嫌よ、奴隷なんて
そんなになったら、もう学校に来れないよー。」
「そだよね。不登校になった子達って
それが原因なんだもんね。
学校辞めちゃう子もいたし、、。」
「とにかく、ここはやばいよ。
見られてるかも知れない。
家んちに行こう、そこで話そう。」
かたや、ハムは雨漏りちゃんを連れてお玉のところへ来ていた。
「おい、お玉、雨漏りよう、またカツアゲ喰らってたぞ!」ヘム
「なんだとーー。
2度とやんじゃねぇと言っといたのにかー!
あいつら殺めてやらねぇと気がすまね!」
お玉
「いや、それは、あたいがやっといた。」ヘム
「雨漏りよー、あいつらお前だけにやってんのか??」お玉
「うっがっがうううーー。
あのあの、学校には闇の支配者がいるのでございするー。こっこれは、口に出してはならぬのでございするー。」雨漏り
「なんだ?やもりのしはいにん??
学校にそんな人いたのか?」お玉
「ちげーだろーがー。
裏で仕切ってやるがいるってことだろが!
そいつは誰なんだ?雨漏りよ。」ヘム
「わっわっしししなんかは知るはずがありませんでする。どうも、その人の言う事に従わないとカーストの奴隷に堕とされるらしきでする。」雨漏り
「カースケの奴隷って??
カースケって誰?」お玉
「やかましいーーわー!
クソバカお玉、だまりやがれーい。
話が進めねぇわ。
つまり、裏に仕切ってるヤツが嫌がって
そいつの言うことを聞かないと、下っ端に格差げって事なんだな。
下っ端になるとどーなるんだ?」ヘム
「そっそそそーのそー。
それは、みんなから無視されたり、お葬式とか
お金取られたり、持ち物が無くなりまする。」
雨漏り
「なるほど、、。それで、不登校の生徒が
多いのか。何だかおかしいとは思ってたんだ。
雨漏りは奴隷なんだな?」ヘム
「わっわたしはーっ。うんこでする。」
雨漏り
「うんこーー。雨漏り、お前うんこなのかー?
あーはははーー!」お玉
「お玉、てめえいい加減にしやがれー!
笑い事じゃねえーーっ!」ヘム
「すまねぇ、、。
でも、うんこ、うんこ、うーんーこ。」お玉
ヘムはお玉にゲンコツをおみまいした。
「いってーーーーえーー!
ヘム、やりやがったな!タイマン勝負だ!」
お玉
「なぁ、お玉、いくらバカスケでもよ、お前もいい歳だろ?
状況を考えろ。」ヘム
「うーー。
まあ、つまり、この学校に裏社会の親分がいるんだろ?そいで、若頭、舎弟とかってのが
いるってことだろ。
雨漏りはそこのうんこなんだろ?
親分が汚いやり口で素人さんを泣かせてるって事だろ?
あたいだってわかってるよ。」お玉
「なんだか、違うような、、。
まっいいか。そんなところだ、お玉。
で、お玉、知っちまっちゃー、ほっとけねぇな。」ハム
「そだな、雨漏りをうんこから若頭くらいには格上げさせねぇとなぁ。
弁当の恩義があらぁ。」お玉
「じゃあよ、あたいは隠密活動をして、探りを入れてくらぁ。
お京からもガリ勉から学校の情報を仕入れてもらおう。」ヘム
「あっあっりがとうございまするー。」雨漏り
「気にすんな、うんこ。」ヘム
ヘムはしまったと思った。
いつの間にか、雨漏りがうんこに思えてきて
つい口走ってしまったのだ。
大丈夫だ、お玉も雨漏りも気がついてない。
ほっとした。
「おい、ヘムよー。お前、誤魔化せたと安心したろーがーーーあ。
雨漏りの事、うんこって言っただろが。
聞こえてんだよー。ばーかー、ばーかー!」
お玉
雨漏りは、このおばさん達は精神年齢は
いくつなんだろう?
中学生?
うちのお母さんのがしっかりしてるわ。
こんな風でも生きていけるのね。
何だか、妙に勇気がでたのだった。
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