第29話 任侠仮面って、、。

「待て‼️ 稲荷寿司はあとにしろーい。

今はテストの方が先だーー。」お京


(てめぇ、んにゃろ、おみよ、腐り稲荷寿司

なんか食ってみろよ、ゲリラ豪雨災害だわ。

上からはマーライオンゲロだわ。)


なんとか、ヘムとお京はテストの解答を

書いた。


「プリリン、お前、これをヘボヘボに渡してこいやーーっ!」お京


「はぁーい。プリプリーノ。」プリリン


「ヘボヘボさぁーん、これね。」プリリン


「なんじゃ??うーん、老眼と白内障で

はっきりわからんのぅ。

そじゃ、プリリンちと貸しておくれ。

ヘボーへぼーーー。」ヘボヘボ


ヘボヘボはプリリンの若さをまるっとするっといただいた。


「ふむ、これね、さぁ、玉子、あんたの腕にのあたしの腕をにょん。

書くわよーっ!!」ヘボヘボ


「うん?なっなんだ、勝手に右手が動き出しやがる?テストの問題の答え書いてるじゃねえの?こりぁ、助かるぜ。

ありかとよ、ばあさん。

あれ?若い姉ちゃんじゃねえか?

あんた、誰??」お玉



こうして、テスト期間は乗り切られた。


ヘムとサダミ達は病院のベットで

点滴をしながら、苦しみ悶えていた。


(あー、良かったぜ。おみよの稲荷寿司は

武器だな。

食わなくて良かったぜ。)お京


「ねーぇ、サダミーーつ。

任侠仮面様と会わせてよーーう。

約束でしょう。」プリリン


「うっ、おえっ、おえおえおえー。

わっわかりました。

やってみましょう。おえーーーっ!」サダミ


サダミは激しい腹痛と吐き気に襲われながら

「でてこーい、でてこーい、任侠仮面ー!」


それだけ言うと気を失った。


その時、病室のドアをノックする音がした。


「失礼しますよ。」ひとりの男が入って来た。

その後に、いかにも柄の悪い、サングラスの

任侠仮面が立っていた。


「え、任侠仮面の使い手って、、、。」お京


「京子も来てたんだね。木村先生のお見舞いにね。果物を持ってきたんだよ。」


にこやかに果物かごを抱えたガリ勉校長が

いた。


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