電柱之光

古典の単語帳でみたとき、とっても素敵だなって思いました。


『かげ』  【影】

光。姿。光り輝くもの。


影を踏まれたほうが負けっていうあのよく考えれば謎すぎる遊びとか、

影ってエモくない?なんて思って、

友達とポーズとって地面にうつる影の写真とっちゃうとか、

あれ、、影がない、、?なんてことに気づいてしまったばっかりに

背筋が凍るなんていうストーリーとか、

影がうすい、みずいろの頭髪のあのバスケ少年とか、

国語の教科書でみた幼いあの子のかげおくりとか。


なんもきにせんでも割と身近にいるかげ。


今日だと、ネガティブでくらい印象は強いけど、

ほんの少し前は、光放つ方も光を受ける方もどっちも『かげ』だったわけで。


なんか少し、元気がでる気がします。


ほら、こんなこといってる間にも、電柱の影が少し右へお引越ししました。


フローリングに寝っ転がっていると、まだ夜じゃないよ?っておひさまが

お月様とバトンタッチするまでがんばるんです。


それに引っ張られて、カメラを持って玄関に駆けだしている。


それが私の夕方の過ごし方。


“またあしたもあえるのに、貴方をひと目見たくて気づいたら走っていました。”

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

えんぴつのかげ 花園 りんご @shin-ringo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ