第39話現役の女

「私はワタシ、幸せの定義を探しに行くわ。」

>  ウン!と力強く頷き二歩、キリコに近付いた。

> 「だけど、結婚、結婚てうるさ過ぎなのよね。アタシ自身の事を言うと、恋愛

に憧れてる・・・。」言い終わるとナースコールランプをチラッと確認した。

>  「だって夫と別れてこのかた、子育てに必死だったからね。」

> 「マイセルフの時間が無かった訳よキリコ?」

>  「別れた夫とは然程恋愛をしたという記憶が無いし、リアルに恋愛してみた

いのよキリコ?

> だからちょうど良い時に2人からアプローチがあってホッとしてるんだ!」

>  もう無いかもと思ってたもんね。と、両頬を両掌で宛がいちょっと上方へ上

げて視た。

> 「アタシだって捨てたもんじゃないわと今でもモテるんだ!現役なんだ!って

嬉しいのよ。」

>  「私はワタシ、幸せの定義を探しに行くわあの人と。」

> ナオミの純白のオーラが発光していた。

>  あの人って誰?と。キリコがしつこく問い質したのは言うまでもない。

>

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る