053 飲みながら話そ?
Side ゆかり
「今夜はさゆりの番なの?」
なんか美冬にそう言われると恥ずかしくなるわね…
「もぉ~ 最後までしてるのゆかりさんだけなのになんで赤い顔してるの?
羨ましいんだけど!」
「ほんとですよ、ねぇ美春さん?」
「だな… 私はキスで我慢してるんだぞ…」
美春さんのはもうキスじゃないと思う…
このひとこんな澄ました顔してたりすぐ恥ずかしがって真っ赤になるのにスイッチ入るとすごいって聞いてるんだからね!
「姉さんもずるい、あたしたちはなにもしてない。」
そうよね…
ごめんね美冬…
「謝ったりしたら許さないから。
ゆかりのことをれーじが受け入れたんだからそれを誇ってればいい。」
「ほんと、あんたには勝てないわ。」
「それで… 主様とサユリがいないけどリンたちはどうしますか?
夜伽の練習でもします?」
リンってちょっとおかしいわよね!?
なんでここで練習って発想が出て来るのよ!!
「さゆりはいないけどここは女同士で腹を割って話しをする。
みかとひなはダメだけど他はお酒飲めるから飲みながら話そ?」
そういうことになるのね…
たしかにお酒を飲むと本音が出るっていうし、夜のことも話しておきたかったからちょうどいいかもしれないわ。
「「「かんぱーーい」」」
「かんぱい」
「うぅ… 私も早くランクを上げて一緒に飲みたい…」
「美夏ちゃんはDランクよね?
私より進んでるんだからいいじゃない?」
「そうだけど陽菜ちゃんは1回でEランクになったのよ?
このペースだとすぐ追いつかれる…」
「追いついても追い越すことはないと思うよ。
2人で一緒に上がればいいの。」
1年コンビは仲いいわね。
2人で一緒に成長するっていいことよね。
私も美冬と2人でやってきたからわかるわ。
でもこの2人には零司が付いてるのよね…
ずるいわ…
「2人はずるい! ずっとれーじと一緒!」
「いや、美冬… 私もいるんだが…」
「姉さんは弱いからいいの!
あたしはゆかりとずっと2人だったよ!?
もっと自分たちの状況に感謝すべき!」
「ちょっ!?
今日は辛辣だな!?」
あら…
いつの間にワインを1本開けたのよ、一気飲みでもしたのかしら…
ってこれかなりいいやつじゃない!
「ミハルとユカリに聞きます。
主様の夜はどうですか?
やはりそちらもお強いんでしょうか?」
なっ!? よくそんなことを真顔で言えるわね!
「それは気になりますね…」
「だね! 隠し事はよくないよね!」
待って!? そんなこと言えるわけないじゃない!?
「ぷはぁ~ お~いゆかりぃ~
最後まで知ってるのはお前だけなんだぞ~
キリキリ白状しろぉ~?」
美春さん!? あんたもどんだけ飲んでんのよ!
もう出来上がってるし、しかも他人事だし!
「わかりました、リンはユカリの酔いが足りていないと感じます。
もっと飲んでください、その間にミハルから先に聞きます。
ほら、ミハルはさっさと答えてください。」
「あぁ~ん?
何を言えばいいんだ~?」
「えっと… 零司くんの… 大きさとか…?」
「あとは形や硬さや回復力とか他にもいろいろありますよ。」
美夏はちょっと照れがあるけど陽菜は冷静ね…
メモまで出して… この子… 本気ね!
「大きさなぁ~
結構立派だぞ~?
のどの奥にガンガン当たるしな、それでも余ってるからかなりでかいと思う。
それに何回も…
ってこれ以上はまずい!」
途中で気づいたわね…
うん、ここまでなら大丈夫よね…?
それよりこれ美味しいわね、赤ワインって初めて飲んだけど意外といけるわ。
「ミハルは他の男を知らないんですか?」
「知るわけないだろ。
そんな軽い女だと思うなよ?
まぁ医療やってたから患者のは見てたけど零司ほどのは見たことないな~」
「ふむふむ… いいことを聞きました。
あとは零司さんが好きなところとかプレイについても聞きたいですね…」
「あ… あと… 味ってどうなのかなって…」
美夏!?
あんたって子はなんてことを聞くのよ!!
「ん~? なんていうんだろうなぁ~
私にとってはやばいくらい美味いんだよなぁ…」
「美春さん! そこまで!!
それ以上はここじゃまずいわ!!!」
「チッ…」
ひ… 陽菜…!?
この子の目は時々怖いって零司も言ってたけどほんとに怖いわね…
「なら続きはゆかりさんにお願いしますね?
まさか私たちに隠して独り占めとかしないですよね?」
ねぇ… 陽菜の笑顔がほんと怖いんだけど…
「(コクコク…) やっぱりウイスキーはストレートが1番。
もったいぶらないで早く言ってくれないかな?」
鈴の目も笑ってないし…
いいわよ! 言えばいいんでしょ!!
「最初のときはその… ね?
優しくしてくれたの。
壊れ物を触るみたいな手つきだったし…
それで初めてからすごく良くて…
最近は私が気絶するまで求めてくれて…
あぁ!! もうムリ!!
あんたたちも経験したらわかるわよ!
これまで聞いてたことの何倍もすごいってわかるから!!」
「それはリンたちもしてもらっていいってこと?」
「ゆかりさんの許可はでたって言っていいの?」
「取り消しは許しませんよ?」
「いいわよ…
元々独り占めするつもりはないって言ったわよね?」
女の子としては少しおかしいのかもしれないけど、私は最初から零司を独占できるとは思っていないの。
Sランクの実力があることはわかっているし、Bランクから特例が適用されるから文句は言えないから。
そもそも美冬と2人で一緒にって思ってたからそれが増えただけ。
ちょっと増えすぎたと思うけどこれくらいならちゃんと全員を愛してくれるわよね? …大丈夫よね?
作者です。
ちょっと短めですが、ご勘弁を…
そして、これ以上の描写は危ない気がするので控えます。
ここは夜想曲ではありませんからね…
覚えていらっしゃいますか?
この回を間違えて公開してしまいました。
その節はご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。
レビュー(⭐)、応援(♥)、コメント
何か残していただけるとモチベにつながり泣いて喜びます!
近況ノートに適宜連絡や感謝を書かせていただいております。
次回は2023.11.20 00:05です。
11月は2日に1回、偶数日更新で頑張ります!
よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます