異世界からエルフさんがやってきたようです
サンタしかかたん
引きこもりエルフさんお外じゃなくて現代世界へ
ユンドラシル ユンドラ王国王城…
「シル!いつまで部屋に引きこもるんだ!」
「ひぃ…だってやることないんだもん…」
「それだからお前はいつまでも堕落姫と民に呼ばれるんだぞ!なぜそうなのだお前は!」
「ひぃ…もぉわかったから!」
王様はそう言って出て言った
エルフは長寿なので平気で1代の王で1500年は持つそのため第1王女であるシルは暇なのである
「もぉーあの頑固エルフめ!怒ったら眠くなってきたなぁ…」
「えっ!何この光!逃げなきゃ…」
「バタッッッ」
突然足元に青白く光る巨大な魔法陣が普段から動かない引きこもりエルフには避けられなかった
日本 渋谷
「うっ!ここどこっ!」
ユンドラ王国は森の中な為突然日本に飛ばされたエルフさん…
「ぇぇ…なにこの建物…」
「何あの子コスプレイヤー?美人だねー」
「何かキョロキョロしてないw?」
(怖い…耳の短いエルフ多いよォ…ユンドラ王国よりエルフ多いよぉ…)
「あのー大丈夫ですか?道に迷ったとかですか?」
「ひっ!え、あ、変な魔法で急に飛ばされちゃって!」
(うーん魔法とか言ってるけど迷子って言いたいのかなぁ?)
「あー急に飛ばされちゃったならこの辺のことわかんないですよね…何処か行く予定だったんですか?」
「えっ…ほんとに急に飛ばされちゃって予定なんて寝るしかなかったのに…」
(焦ってそうなのに設定は守るんだなぁ…)
「あっ!私自己紹介してませんでしたね、高橋梨沙って言います。家はどこらへんなんですか?」
「あ、え、私はシル・ウィード・ユンドラです…ユンドラ王国の城に帰りたいです……」
(もしかして……設定じゃないのでは?すごい焦ってるのにこんな変なこと言わないよな……今流行りの異世界転生ってやつなんでしょうか…)
「ここ渋谷って場所なんですけど帰り道は分かりますか?」
「わかんないよぉ…」
(ぐぅぅぅ)
堕エルフ今日1日何もご飯を食べていないのである
「お腹すきましたね…一旦何処かファミレス寄りませんか?」
「うん……いく…」
(ファミレスって何かわかんないけどこのお姉さん優しいぃ…)
ファミレス ボーミヤン
「いらっしゃいませー何名様ですか?」
「2人で」
「かしこまりました〜ご案内致しますね」
「こちらの席どうぞ〜ご注文お決まりでしたらそちらのベルでお呼び出しください」
「うーんお家の場所わかんないし帰れないよねぇ…」
(高校生くらいに見えるし…なんか手伝えるといいんだけど…)
「うん…どうしよぉ…」
この堕エルフ適応能力だけは高いようだ
「親御さんとかに連絡できたりしない?」
「パパとは喧嘩してるお母さんはあんまり知らない…」
(うっ…複雑そうだ…異世界のお姫様っぽいし…色々あるよねそもそも親に連絡出来るわけないか…)
「良かったらお姉さんの家来る?お城に比べたら狭すぎるけど…」
「いいの?嬉しい!!」
このエルフチョロいのである
「よし!とりあえずご飯食べよっか!」
「どこにあるの?」
異世界からエルフさんがやってきたようです サンタしかかたん @Suica_panda
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