第11話八代の愛

2階へ向けて呼び掛けた。が、返事は無い。もしや!泥棒か!?


忍び足で2階へ上がったらドアが少し開いて僅かだが、蛍光灯の灯りが漏れていた。


2階の廊下は通過するだけだから障害物は無く、すんなりドアが開いている部屋へ入れた。


そこは八代が居て、量子コンピューター為るものがシングルベッド並みの大きさで、作業チェアや休憩のカウチソファーが置いてあるだけで部屋の半分を面積を取るように寝所は見当たらなかった。


「泣いてるの八代ちゃん?」ビックリした僕は予測が当たってどうせ僕から離れるのが嫌になったんで泣いてるんじゃないかな?


と予測した浅はかな僕は尚もビックリしていた。

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