第12話八代の背後から
「泣いてるよ孝さん?」
振り向いた八代は大量に流れる涙でファンデーションやチークが溶けて流れていた。
フリーズした!口が開いたまま・・・。「孝さんにカミングアウトしようと思って、そう思ったら切なくて切なくて・・・。」
そこまで言うと八代は声を上げて泣いた。僕はといえば、八代の背後から優しく抱き締める。
「泣いてるよ孝さん?」
振り向いた八代は大量に流れる涙でファンデーションやチークが溶けて流れていた。
フリーズした!口が開いたまま・・・。「孝さんにカミングアウトしようと思って、そう思ったら切なくて切なくて・・・。」
そこまで言うと八代は声を上げて泣いた。僕はといえば、八代の背後から優しく抱き締める。
何故オーラが観える様に為ったのか!?
八代に解説していた。
伊勢、尾鷲山。山元が登山をしていた頃、
目の前に大きな楠が生えていた。
樹齢数千年はあるだろう。
大人が10人手を繋いでも余りある楠の外周。
大きな虚が開いている。大人がスッポリと入る様な大きさだ!
無意識に入ると頭上が光る者の存在が理解出来た。
「信じるのなら力を分け与える。」脳裏に響く者の声・・・。
神様との出逢いだった。
山元(やまげん)さんの神との出逢いはセンセーショナルで、「束ちゃんにパワーを上げるよ!」
スクエアホーム徳島支店の支店長になり、上へ上がりたいのなら。
と、笑いの神様を頂いた。
神様の絵を山元さんが描いて、ニコニコとした神様の絵は幸せそうな絵だった。
1、神様の前で絶対部下を怒らず、ずっとニコニコしていたら自ずと新築契約が取れてくる!
そう言われて2ヶ月連続10件の契約を叩き出した!
一つの支店で月10件の契約を成立をさせるのは珍しく、不可能に近い成績で本社でも目立つ存在になった。
そして月日が経ちスクエアホームの体制も変わった。
ある日部下が居眠りをしだした為「コラッ!寝るな弛んでいるぞ!」
と怒鳴ると、その部下は考え事をしていたためしきりに頭を上下していた。
その事があってから徳島支店内の空気が停滞した!
窓を開けているのにどんよりとした空気が濁ったまま居座っていたのだ!
「かなり怒ったようだね、黒く薄汚れていたね。」しかし、孝の職責は変わらず、「今度は内密に保管していて、誰にも見せてはダメ!
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