第4話

家に帰り、真っ先にツイッターを開く。




「あ…!返信来てる…!え、私がリプした直後に来てるじゃん!こんなことなら授業ちょっとだけさぼれば良かった…」




 [え!まともに答えてくれた人いた(ToT)すごく嬉しいです!是非是非!DMしときます! 悠@UTA__ UU1111]




柔らかい物言いが、少しいいなと思ってしまう。




「あ、DM…」




“悠”さんとのDMを開くと、




 [はじめまして、ゆりねこさん!僕はユウタと言います^^ユウタと呼んでもらえたら嬉しいです!]




というものが来ていた。




(ユウタ…本名かな…?だとしたらどういう漢字なのかな…?悠太?悠汰?もしかしたら渾名あだなとかで悠太郎とかかもしれない…)




は、と正気に戻り、なんでこんなこと真面目に考えちゃってんだろ、と返事を打ち始める。


本名を打ち明けるには、まだちょっと早いと思うから…


とととと…




 [はじめまして、悠さん!私のことはユリアって呼んでください!]

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る