わおん、という響きに「なんか聞いたことがあるなあ」なんて思っていたら、昨年のカクヨム甲子園で『鬼姫』を書かれていた方でしたか……！ 『鬼姫』は、作り込まれた世界観に圧倒されました。今年もカク甲に挑戦されるんですね。応援しています。

噛み締めながら読ませて頂きました。『鬼姫』もそうでしたが、一つ一つの描写がすごく丁寧ですね。ショートストーリー部門だと描写力はかなり重要であると思いますし、その点で有利だなと感じました。

主人公は異世界に迷い込んでしまったのでしょうかね。もうこんな店に来るんじゃないぞ、と言われている辺り、危険なお店なのだと察しました。

また、私に迫る黒のシーンは、ある種のホラーを感じられました。とても良かったです。

暑さを忘れられる言葉の世界というキャッチコピーも素敵ですね。惹かれます。

カクヨム甲子園、頑張ってくださいね。陰ながら応援しています。渾身のファンタジーをありがとうございました。

主人公の背景の変化、心情の変化、思考の変化がとても文学的に表現されていて読むのが楽しかったです！