『覚悟』とは‼ 暗闇の荒野に!!  進むべき道を切り開く事だッ‼

とまあ、ジョジョ五部の主人公ジョルノの台詞を挟みつつ、今回は『覚悟』の解説を行ってみましょう。


まあ、ぶっちゃけて言いますと、仏教的には上記の台詞はバッチリ正解です。


『覚悟』という言葉には、『悟り』という文字が入っています。


元々は、「迷いを離れ、真理に目“覚”めて、“悟”りを開くこと」を指して言います。


こうした真理に目覚めることから転じて、「何もかもを全て了解し、心構えをする」という意味になったのです。


それが『覚悟』です。


悟りを開くのは並大抵のことではありません。


この世は無明無常の世界であり、これを抜け出すには超越者となりて、輪廻で解脱する事のみが救済です。


そして、その方法は目覚めし者である仏陀が法を説いており、涅槃に至るための8つの実戦徳目、すなわち“八正道”にまとめられています。


“八正道”とは、正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定であり、これを実践すれば解脱への道が開かれるとされます。


つまり!!


『覚悟』とは!!


暗闇の荒野に!! (無明無常の世界に)


進むべき道を!! (八正道を成して)


切り開く事だッ!! (悟りを開く事だ)


とまあ、こうなるのです。


ジョルノは無茶な行いをする仲間に、この台詞を述べて諭しましたが、仏陀も行き過ぎた苦行を弟子達に戒めています。


目標を達成するという未来への可能性(悟りと涅槃)あってこそ、『覚悟』が輝くと言うものです。


苦行ヤケを起こして無茶をすることを『覚悟』とは言いません。



「大切なのは真実に向かおうとする意志だ」



「向かおうとさえすれば、たとえ今回はダメでもいつかは辿り着く」



ジョジョ五部で某警察官がこう述べてますが、仏教的には涅槃を目指して輪廻転生をする繰り返すようなものであり、そこへ辿り着こうとする意志がある限り、終わりはやって来ません。


この世に無意味な事など何一つありません。


因果応報、必ず原因と結果があり、良いも悪いもすべて自分に返ってきます。


どれほど苦しかろうとも、その意志と『覚悟』がある限り、涅槃に辿り着けます。


覚悟(原因)を経ずに涅槃(結果)へ辿り着くなど有り得ない。


つまり、結果のみを求めるキング・クリムゾンは、仏教的にはあまりにもアウト過ぎる能力と言うわけです。


だからこそ、運命に立ち向かい、過程を大事にする主人公チームの『覚悟』が光るわけなんですけどね。


少々ジョジョ五部の話が多かったですが、とどのつまり『覚悟』とは人の意志の輝きなのです。


どうすることもできない絶大な力の前に屈するか、あるいは針さえも通しにくい小さな突破口を求めて足掻き続けるか。その選択と行動次第で、結末は無限に変わってきます。


未来の可能性は、人の意志と、それを固める『覚悟』によって決するのですから。



覚悟とはなんぞや!?>( -ω-)人  (´・ω・` )<諦めない大切さ!

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