応援コメント

5-12」への応援コメント

  • レイクの心が……痛い。
    リビラはやっぱり陽の人なんですよね。確かに影を落とすことはあっても、彼女はしっかりと太陽に向かって立っている。シリカもレイクもそんな彼女を後ろから見ていて、シリカにとっては憧れの背中であり、レイクにとっては見守りたい背中であったんでしょうが……。
    リビラの自然体ゆえの才能のきらびやかさは、レイクを苦しめるしかなかったのかな?
    時間がゆっくりと流れていれば、いつかレイクはリビラにプロポーズ出来たのでしょうか……?
    あぁ……痛い。可哀相とはならんのだけど、切ないですね。

    作者からの返信

    水奈川葵さん、レイク編を最後までお読みくださりありがとうございます!

    そう、痛いのです。私も書きながら「ああ……」ってなってました。
    シリカとレイク、双方にとってリビラは眩しい存在でした。シリカは姉に憧れ、レイクもまたリビラのひたむきさに惹かれたわけですが、影の側面を多く持つ彼には、リビラの光は同時に毒でもあったのですね。愛情が嫉妬を超えればよかったのですが、結果は……。

    プロポーズを断念しても、リビラとの関係を解消しようとまでは思わなかったわけですから、苦しみ以上に彼女を愛したい気持ちはあったのだと思います。時間が経過すれば傷も癒え、もう一度プロポーズすることもできたはずなのです。あの老人と出逢いさえしなければ……。

    当初は二人の出逢いのエピソードだけ書くつもりだったのですが、他の話も思いついてしまったので連作短編とし、結果的に悲恋になってしまいました。本編があの始まりである以上、どうあってもハッピーエンドにならないのが辛いところです。。

    編集済