力づくで抑え込まれてくすぐられる宮本さん
あれから数日経った日の放課後、僕は演劇棟の2階に身を潜めていた。僕の高校は昔、演劇部が凄かったそうで専用の立派な建物がある。しかし、今は演劇部は休部となっており、人はまず立ち入らない。
そんな場所になぜ入っているかというと、先日宮本さんがくすぐられていた際に「昨日もイヤだった」と言っていたからだ。僕の知らないところでくすぐられているなら何処かと考え、当たりをつけたわけだ。宮本さんは休部した演劇部に憧れているのか、先生に何度断られても入りたいと懇願し、週に一度この演劇棟の掃除をすることを条件に入部しているそうだ。その掃除のタイミングを狙われる日がいつか来るのではないか、と。
合鍵まで作ってる僕も大概なのは自覚している。
僕の考えは当たった。しばらく待つと、宮本さんが来た。そして…
「え!?なんで!?」
その後すぐにあの三人の男子もやってきた。
宮本さんはあっという間に取り囲まれ、抑え込まれてしまった。宮本さんの片腕を一人の男子が両手で抑え込む形で、女子の宮本さんが男子に二人がかりで力づくで抑え込まれて抵抗できるわけがない。
「いやあああああ!!!放してえええええ!!!」
叫ぶ宮本さんの上に残る一人の男子が馬乗りになる。
「やははっ!?あはっ!やはははは!」
馬乗りになった男子は宮本さんの脇の下に手を伸ばし、くすぐり始めた。
「やははっ!やははははっ!なんで!?あははははは〜ん!」
「なんでじゃないでしょw何されると思ってたの?w」
「あははは!え、それは…やん!?やはははは!」
顔を赤らめる宮本さん。
「あははは!やだやだ!あははははは!やめてええええ!!」
「やめないよ〜wこちょこちょこちょ〜w」
「あははははは!もうほんと無理ー!やだあはははははは!」
ひたすら脇の下をくすぐられ続ける宮本さん。今日はいつもと違って手加減が一切ない。
「あひっ!?あはははは!やめてそれ無理!あはああああん!」
「おら!グリグリ〜w」
「あははは!あはははははは!だめえええええ!!」
脇の下を指先で思いっきりグリグリされた宮本さんの悲鳴が響き渡る。
「あははは!あっ!あははははは!もう無理!ほんとやめて!!あああああ!!」
「よし、これなら…。最後念のためっと!」
「あははははは!やはははははは!くすぐったい死ぬー!いやあははははははは!やははははははははん!!はああああっ…はあっ…はあっ…」
ひたすら脇の下をくすぐり倒されて息も絶え絶えになった宮本さん。そんな彼女の腕をとり、手首に紐をかける男子達。
「え…なんで…」
宮本さんはそのまま手首を縛られてしまい、立たされて近くの柱へ連れて行かれる。そして、腕を上げさせられ、手首を柱に縛り付けられてしまった。そして足も開かされ、片足ずつ紐をかけられ、閉じれないように柱に縛り付けられた。
男子たちががっちりと宮本さんを押さえ付け、くすぐっていたのは体力を奪い、抵抗できない状態にして縛りやすくするためだったようだ。
「はあっ…はあっ…」
荒い息をする縛られてた宮本さんの周りに男子達が迫り、手を伸ばしていく────
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます