第2話 あの後
、、、
昨日、家に帰った後お風呂には入らず、
ご飯だけ食べて直ぐに寝てしまった。
あっという間に朝になりルズはベットで寝そべりながら考えていた
「、、、昨日の出来事、夢、じゃないよね」
そう思うほどに楽しく感じていた
そして机に置かれてある絵、それは昨日確かに
ニロから貰った物
確実に夢ではない証拠が目の前にあった
「すごく楽しかったな、ニロさんと絵を描くの」
でも
「少し恥ずかしいなぁ、」
昨日ニロさんの前でパニックに、
「やっぱり優しい人だな、ニロさんの方も何かと辛いことがあっただろうに、」
ニロさんから貰った絵を取りマジマジと見た
「、、、やっぱりすごいなぁ、この絵貰って家帰った時母さんびっくりしてたからなぁ、」
• • • • •
「どうしたの?その絵、すっごくきれいだねぇ、」
「貰ったんだ」
「え?タダで?その人はなんて名前の人?お礼しなくちゃ悪いよ、」
「あ、えっと、あ!だっ大丈夫!多分パンあげたからくれたんだよ!きっと!」
「どうしたの?急に、それとパン食べなかったの?」
「違うんだ!その、絵描きの人と仲良くなって
一緒に食べたんだよ!」
「あら、そうなの?、、、それにしても母さん
ほっとしちゃった、
ルズ最近辛そうで笑った顔久しぶりに見たよ
ニコニコしてて
いい人みたいだねその人、仲良くしなさいね」
「母さん、うん!」
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昨日の会話を思い出していると
部屋のドアがコンコンっとなった
「ルズそろそろ、あら、起きてたの」
「うん、さっき起きたとこだよ」
「今日はすごく眠れたようねもう朝の8時よ?」
母さんはふふふと笑いながら言った
「え?もう8時?!そんなに寝てたんだ」
「そんなって、前に比べたらいい方よ?
ずっと起きてて、寝ないより寝ている方が良いんだよ!」
「あ、うん、ごめんなさい」
「謝ることないよ、母さんも今までずっと言ってあげること出来なかったんだから、
今のルズ見て、あの時おかしいと感じた時にすぐにでも何かあったの?って声をかけてあげたらよかったね、
見守るのもそうだけどやっぱり声かけも大事よね、、、
あっ、忘れてた!母さんパンの準備あるからもう行くけど、なにかあったら直ぐに言うんだよ?
パン屋にいるから、それじゃあいってくるね!
あと、朝ごはん用意したからちゃんと食べて力つけなね?」
そして母さんは部屋を出た
「母さん忙しそうだなぁ、、あっそれはそうともうこんな時間!お風呂入ってないしささっと入っちゃおっと、」
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「ふー、スッキリしたー!
昨日いっぱい歩いて汗もかいたのにそのまま寝ちゃうなんて、後いっぱい寝たからお腹すいたー、早く朝ご飯食べよ」
そして自分の部屋から出てリビングに向かった
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