ニロ視点


ガシャーン!!


「なに!?」


ルズが居た所から大きな音が聞こえ振り向くと

足元に置いてあったバケツをひっくり返していでルズはその場で蹲っていた、


「ねぇだいじょうぶ?どこか打ったの?」


聞いても返事が返って来る事はなく

ずっと何かを言っていた

よく聞くために耳を近づけると


「痛い?」


そう聞こえた


「どこか打ったの?!」


また耳を近づけるとずっと

ごめんなさいを言い続けていた


「ご、ごめんなさい?なんで?怒ってないよ?どうしてこんな事に、」


どうしよう!どうしよう!そう焦っていると

蹲ってるルズが言った


お父さんごめんなさい


「え?お父さん?ねぇ此処にはルズのお父さんは、、」


もしかしてルズがこんな状態になってるのってお父さんが関係してる?


「わっかんない!どうしよ!とっ取り敢えず

ルズ!此処にはお父さんは居ないよ?」


でも反応は無かった


「え、えーとまず、此処にいるのが僕って分かってもらわないと!」


ニロは少し迷った後さっきまで来ていたフードを取りルズの頭を両手で挟みこっちを見させた


「ル、ルズ!こっちを見て!」



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