秘密の場所


「、、、本当ですか?」


「ほ、本当だよ?!」


こ、こんな全身黒ずくめの人が?

顔は見えないけど、


「何なら君の目の前で描こうか?」


「えぇ、」


「そ、それに!良い場所知ってるんだ!」


とても怪しい人、、、でも、もし本当にあの絵を描いた人なら何か学べるかも、



「、、、分かりました、貴方の事信じます」


「よかったー!よし!じゃあこっちにきて!」


とその人は言い店の外へと出ていった、



「え、ちょっ!まってください!!」


そしてその人が言う良い場所に行くことになった、、、



店を出たあとお互いに自己紹介する事になった


「そう言えば名前聞いてなかったね」


「そうですね、あっ、僕はルズって言います」


「ルズかー良いね!僕はニロって言うんだ!

よろしく!ルズ」


「よろしくお願いします、」


「硬いなールズはもっと気楽にね

疲れちゃうよ?」


「まあ初めての人ですし、あのそれでニロさんが言う良い場所は?」


「少し歩くんだけどね 絶対に後悔しないと思うよ!」


「、、、あの、ずっと気になっていたんですけど、」


「ん?なに?」


「何でニロさんはそんな深くフードを被ってるんですか?前見えてます?」


「え、えー!寒いしー日焼けが怖くてー!」


「寒いのは分かりますけど、」


なんかはぐらかされた、でもそんなに聞かれたくないのかな、


その後軽い雑談をしていたら街の外れにある森に入ろうとしていた


「え?ここ入るんですか?」


「うんそうだよ?」


「流石に森は危なく無いですか?」


僕がそう心配すると


「大丈夫!僕何回も来たことあるし慣れてるから安心して!本当に綺麗だからさ!」


「それにね、あそこは僕しか知らない場所なんだ」


ニロは森に入りこっちだよー!と手招きをした


「まぁ、ここまで来て帰るのもなぁ、、、

仕方ない、絵のためだ、」


そしてルズは森に入った


森に入った後歩いていると


「はぁはぁつ、づがれだ、」


「ルズって体力ないね、」


「余計なお世話です!」


そんな事を話していたら


「ルズ!こっちだよ!頑張って!」


そう言いながらニロさんは僕の背丈以上の草に飛び込んだ、


「え?そこ通るんですか?」


「そうだよ?さぁ、手を貸してみ?」


言われるがまま手を取ると

一気に体が引っ張られた


「うわ!?」


ドサ!


「いた、くない?」


引っ張られてこけたはずなのに、下を見てみると


「草のクッション、みたい、」


「ごめんごめん力加減間違えた!

ねえねえ、それより見て!ほら前!」


ニロさんが僕の顔を両手で挟み僕の顔が上がった


「え?」


その場所はとても綺麗な湖があった

花はいっぱいに咲いており木の隙間から漏れ出す光がより一層その場所を神秘的に見せた。


「き、綺麗、」


「でしょ?凄い綺麗だよね!」


「町の外れにこんな場所があったなんて、

でもなんか見たことあるような?」


「あー多分、ルズ噴水広場の絵見たでしょ?

あれはね、この場所を元に描いたんだよ」


「え?でも、あれは」



















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