二人の答え
切り替え
「ほたる私は帰らなきゃだけど。落ち着いたらでいいからちゃんと話すんだよ。それとため込まないの。」
二日間止まってくれて色々と話を聞いてくれたり片付けを手伝ってもらった。もう暴飲暴食も収まっていて色が戻ってくる時がある。
「花音ありがとう。お姉ちゃんみたい。」
「そうしないとまた繰り返すでしょうが。まあ納得いくようにね。そろそろ行かないと新幹線間に合わないから行くね。」
そうして私の部屋から出ていった。散々泣いてよく考えられるようになって行動をした。そうしてメッセージを開けた。
「ごめん。グラス割れた。弁償ならするから。」
私の預けていたグラスが割れたのだろうか。
「大丈夫だよ。グラスは家にもあるから。」
少しだけうそを書いてしまっていた。気にいていたのは過去の話で今はただただ思い出したくなかったのかもしれない。嫌なものを押し入れに詰め仕込むような感じだ。4日前にもらっていたのだからすぐには返事が来ない。当たり前か。
私は色々と気持ちの切り替えをしていた。兼心のおかげで趣味も増えたし本当に楽しかった。だからこそ今はもう一度話していきたいと考えている。
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