番外編

高校生活が始まってすぐの2人

 今日は久し振りに2人だけで出掛ける。出掛ける場所は勿論あの場所だ…。


「柚希…大丈夫?」


「うん、大丈夫だけど…何で?」


「ほらっ…もう妊娠してるんだし…」


 つい、先日僕達は結ばれた。身も心もという奴だね。


「お腹膨れるのはまだまだ先だし…でも無理はしないから大丈夫だよ?ありがとうね、豊和君♡」


 柚希を気遣いながら公園へと足を運んだんだ…。僕が座っていたブランコに柚希を腰掛けさせ、僕も隣のブランコに座る。漕いだら駄目だからね?絶対にフリじゃないからね?


「豊和君…そんなにガン見しなくてもブランコは漕がないから…ねっ?」


「それならいいんだけど…」


「ここに来ると懐かしいよね…」


「…そうだね…ここで柚希に声を掛けられて全てが始まったんだから…」


「エヘヘ…だねっ♡」


 本当に天使みたいに可愛い笑顔を浮かべてるな…。そういえばあの時も…


「あの時も…本当に柚希は天使みたいに可愛かったよね!勿論今もそれは変わらないけど」


「と、豊和君♡きゅ、急にしょんな事言われると…今でも照れちゃうよ?」


「照れてる柚希も大好きだから」


 僕はブランコを柚希の方に寄せて手を伸ばし柚希の手に自分の手を重ねる…。


「ふぁぁ!?」


「柚希…」


「と、豊和…きゅん♡」


 体を寄せあったり、キスしたり…今日は柚希をいっぱい感じたいんだよね…。


「…私だって…同じ…だよっ?」


「声に出てた?」


「…うん」



 僕達はのんびりまったり2人が出逢ったこの公園で1日中イチャイチャして過ごした。


 



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