第13話

クリスマスの夜20時頃。

『ただいまー。みてみて、ケーキ!食べよー。って柚香ちゃんなんで泣いてんの?』

「なんでいるんですかっ?」

『今日はクリスマスケーキ売るバイトだったから、結構早く売れて帰ってこれたんだよねぇ。ケーキ貰っちゃったし!、、で、なんで、泣いてるの?』

「ここ、あなたの家じゃないですっ。でもっ、嬉しいです、ネックレス。」

『あ、気づいた?てかもうつけてくれてるじゃん、やったあ、よかった喜んでくれて。』

めちゃくちゃ嬉しすぎて、素直に嬉しいというのが恥ずかしくて、私は思わずこのストーカー男に抱きついてしまった。

「なんでこんなに、かっこいいことするんですか。なんでそんなにやさしいんですか。私は冷たくしてるのに。なんで、私のそばにいてくれるんですか。」

『ははっ、こんな抱きついてくれるまで心を許してくれたか、お兄さん嬉しー!』

「うっ、ふざけないでください。抱きついてるのは泣いてる顔、見られたくないだけです。」

また照れて嘘言っちゃう、良くない、私。

「っ、好きです。たぶん。あなたのこと好きです。やっぱりストーカーやめてください。っ、それでっ、私の彼氏になってください。私もあなたのこと、死んでも愛するので、自殺じゃなくて、老衰死、する前に、私とっ、付き合ってください。」

『老衰死って、あははっ、うん、よろしくね。』






『柚香。愛してるよ。』

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君のことは死んでも愛せる自信があるので自殺する前に一度だけ僕と付き合ってください。 @21wakana. @strange_01

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