第7話

ストーカーを家から追い出したはいいが諦めが悪すぎる。

追い出してから3時間、夜の22時。

いつまでもドンドンとドアを叩いてくる。

さすがに近所迷惑だし、うるさい。

『開けてよー、ねー、泊めてー、にーしーのーゆーかーちゃーん!開けてよー、僕寂しいってー。』

私の名前を叫ばないで頂きたい。

そしていい大人が22時に叫ぶのもどうなのだろうか。

そもそもこの人には脳みそがあるのだろうか。

私は仕方なく家に入れた。

「近所迷惑です、叫ばないでください。名前まで叫ばれると苦情は私に来るんです。やめてください。」

『ありがとー、入れてくれて。よし、じゃあ寝よー!』

当たり前のように私のベットに入ってくるストーカーは本当にどうなのだろうか。

「ベットから出てください。あなたの寝床はこちらです。」

とりあえずベランダに追い出しておいた。

だからといってストーカーの寝転んだ布団に入りたくもないのでとりあえずシーツや枕カバーを外して洗濯機に入れた。

明日の朝洗濯しよう。

今日はソファで寝ることにした。




『おはよう。朝ごはんはパンとスクランブルエッグだよ。』

ん?ベランダに追い出したはず、、

って窓割れてるしー?!

この人、どこまでも分からない。

「とりあえず、窓、弁償してくださいね。」

『、、そんなニッコニコで言われても、、僕、お金ないし、、』

「弁償、してくださいね?」

『、、はい。』

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