第5話
スーパーまで連れてこられた。
『たまごたまごー、とりにくー!』
るんるんすぎない?
ストーカーです、ってカミングアウトして通報されないからってテンション高すぎない?
「小学生の世話してる気分になってきた。」
『なんか言った?』
「なにも。とりあえず買い物くらい静かにしてもらっていいですか?さすがに他のお客さんに迷惑だと思います。うるさくて。」
『はい、なんか小学生に戻った気分だわ、うるさいって怒られるの。』
同じ思考なのがなんか嫌だ。
ストーカーと同じ思考なのはこっちまでやばい人の気分だわ、嫌だ。
『買ってきたよー、必要なもの。あ、ソフトクリーム食べたーい!』
小学生かよ、まじで。
『君も食べる?』
「、、じゃあ、食べます。暑いし。」
『はい、君の分。って、うわぁ!』
買って受け取って約3秒で落とす大人がいるのか。
綺麗にコーンだけ手元に残ってる。
『ねえ、ちょっとでいいから食べさせて?ひと口でいいから。だめ?』
「嫌です、絶対に。」
『あ、てか僕お金ないから払ってきてー。』
「は?」
『お店の人、お金待ってる。僕オムライスの材料でお金無くなっちゃって、てへ?』
「だからてへは真顔で言うものでは無いと思います。」
私は仕方なくお金を払った。
が、こういうのって奢ってくれるんじゃないの?
てかストーカーの分まで私が払ってるし。
『さっき君が言ったのはてへぺろは真顔で言うもんじゃないだったから、ぺろをなくしたんだよ。』
「そういう問題じゃないと思いますが?」
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