第3話

そして今に至ります。

「無理、無理無理無理、鳴海くんいたからほかの友達作ろうと思わなかったし、いや、その考えの私が馬鹿だった、うん、やばい、無理。」

明日鳴海くんに顔合わせるのもなんか気まずいし、どうするべきなんだ、私!

「あぁぁぁ、てか私なんかに告白された鳴海くんも可哀想になってきた、別に可愛さのかの字もない私なんかに告白されて、そりゃ断るよね、あぁ、鳴海くん噂とか立てられちゃうんじゃ、学年の中でも特にド陰キャの西野に告白された鳴海くんて、あぁぁぁ、もぉぉぉ、どうすればいいのってぇ!」

あぁ、もう死にたい、もう生きていける自信ない。

って、屋上にいるじゃん、私。

私が死んだところで誰も悲しむ人いないし、いいよね、もう。

また来世で友達づくり頑張ればいいよね、うん。

私は柵を跨いだ。

いざここに立つとちょっと怖いな。

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