第2話

入学してすぐの頃。

今年は一人でいいから友達をつくるぞ!

って意気込んでた私に希望の光がやって来ました。

そう、隣の席の男の子が話しかけてきてくれたんです!

『西野さん?俺は鳴海ゆう、隣の席だから色々とよろしく。俺結構馬鹿だからさ、暇なとき勉強教えてよ。たしか西野さんて学年首席だったよね?』

はい、そうなんです。

私、頭だけは良いんですよ。

この高校、首席で入っちゃったんですよ!

「はい、私でよければいつでも聞いてください。」

やったわー、私やった、終わったー。

なんでこうやって冷たく返事しちゃうかな、私。

『まじ?ありがとう!多分授業始まったらすぐ聞くかも。』

そして冷たく返事した私に対してこのニッコニコの笑顔で返してくれる鳴海くんですよ、神でしょうか。

まあ、そんなこんなで一ヶ月経ちまして、その間に私は鳴海くんに惚れてしまったわけですよ。

だから勇気をだして告白したんです、屋上で。

「鳴海くん、っその、私、鳴海くんが好きです!」

『っ、ごめん、俺そんな風に西野さんのこと見てなくて、ほんとごめん。じゃあ、』

って言って鳴海くん帰っていきました。

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