第一章 / 18話 『世間は、狭い』
「―――――――――ッッ!」
深淵の底から意識が一気に浮き上がり、ワタルは声にならない声で絶叫する。
―――――間違いない。ワタルは死んだ。
そして服のえりにある赤いぬめりから、首を刎ね飛ばされたことがわかる。
首が繋がり、血が脳に行き届いている。それを実感し、嚙みしめ、次に生かす。
そうして、ワタルは深呼吸をして目を開く。現在の状況は……魔物モードとなったエレクシアがワタルを咥えて走っている。
『ワタル様、起きられたのですわね!』
「悪い。一体何が……」
頭の中に、魔物エレクシアが語り掛けてくる。
先ほど、ワタルの頭が刎ね飛ばされた時から、今現在まで何があったのかをワタルは聞く。まぁ、大抵予想はできるが、聞いたほうが確実だ。
『……ワタル様が構えた後、気付けば首が飛んでいました。余りにも一瞬の出来事だったのですが、わたくしは一度逃げるべきだと感じ、ワタル様を咥えて全力逃亡、というわけですわ』
「……あんま後ろ見えるわけじゃねぇけどよ、追手はいないみたいだぞ?」
エレクシアの後ろからは、殺意も、脅威も感じない。だというのに、何故エレクシアはいまだに全力で走っているのだろうか。
『ワタル様が命を失い、気を取り戻すまでの十数秒の間、あの狼が見えなくなってから敵の気配は一度も感じませんでしたわ。ですが……「ここで止まるな」と、わたくしの勘が言っておりますの』
「オーケー、理解」
こういう場合、エレクシアの野生の勘に任せるが吉だ。――――こんなところで、死にたくない。
エレクシアに加えられ、ワタルは連れられる。
そして、マーケストへ、戻るのだった。
△▼△▼△▼△▼△
「……あ、やっと帰ってきた」
冒険者ギルドへと帰ってきたワタル達を見て、障子は酒場の椅子から立ち上がる。
障子が先ほどまで何をしていたのかは……まぁ、今度でいいだろう。
それにしても、凄いボロボロだ。それに、あの首筋の赤い血……
「あれ? リベルドさんたちじゃないですか!」
「ファリス……門番の仕事はもういいのか?」
そんなワタルに声をかけたのは、ワタル達がこの街へ来たときに初めて出会った者のファリス・エイグスだ。
「はい。今は別のかたが門番を請け負っております。それで、随分とぼろぼろですね。依頼ですか?」
「あぁ、
「それにしては、とても疲れているように見えますね。何匹くらいいたんですか?」
「あー、確か三十……四くらいか?」
「三十四!? 相当大変でしたでしょうね……」
ワタルが倒した
「いや、それよりもその群れの
群れのボスであるあの黒い狼のことを、ワタルは苦い気持ちで思い出す。だが、ファリスは驚きというか、神妙というか、ともかく異常事態を聞いたような顔をしており……
「……待ってください。
それを聞き、ワタルは眉を
「リベルドさんが会ったその長とやらはどんな魔物だったんですか?」
「そうだな……黒くて、大きさは…まぁ、
「ふむふむ……」
ワタルの言葉を素早くファリスがメモしていく。
その時、「あ」とワタルは思い出したように口を開く。
「そういや、変な狼もいた」
「その、
「あぁ。真っ白な毛並みで、風魔法?を使う狼で、
当然、その狼がワタルを殺したのはナイショだが、ワタルは見たままのあの狼の特徴を話した。
すると、ファリスの顔はより神妙な顔となる。
「――――。すいません、リベルドさん。少し、一緒に来ていただけますか? エレクシアさんも」
「あ、あぁ。いいけど……」
「わかりましたわ」
真剣な声色でそう言われ、ワタル達はファリスについて行き、ギルドの奥の扉にたどり着いた。
そしてその扉を、ファリスは叩く。
「ファリスです。よろしいですか?」
『はい、どうぞ』
扉の奥から柔らかい男の声が聞こえ、入室許可を得たファリスは扉を開けて中に入り、ワタル達もそれに続いていく。
まず目に入ったのは、部屋の最奥に座る、一人の人間。
金髪を腰まで伸ばし、優しそうな整った中世的な顔のせいで分かりにくいが、先ほど扉の向こうから聞こえた声から、その者が男性だということがわかった。
その男性が目線をワタルへと向ける。
「……その方々は?」
「こちらの方は、リベルド・アンクさんと、その従者さんのエレクシアさんです」
「あぁ、例の方ですか」
男からの質問にファリスが答えると、男は納得した様子で声と同じく柔らかい笑顔を見せた。
「えっと…それで、あんたは…?」
そんな男へ、ワタルは名乗りを求める。
するとその男は笑顔のままそれに答えた。
「私はこの冒険者ギルドのギルドマスターをしています。センファ・パルスァートです」
男――セルファの自己紹介を聞き、ワタルはそのセルファの役職に首をかしげる。
「ギルドマスター…?」
「あぁ、要するに私がこの街のギルドの元締めというわけです」
「あーいや、それはわかるんだが…レイブウィアでは、ギルドマスターに会わなかったんだよ」
あの街、レイブウィアでは、そのギルドマスターに会うことがなかった。あんな大惨事に、ギルドマスターが出向かないなんてことは有り得ないから、この世界には『ギルドマスター』という存在自体がないものだと思っていたのだが……
「それはですね、あの街はギルドマスターの代わりに騎士団の団長さん…フェル・ヴィザールさんが仕切っているんですよ」
「「フェルが!?」さんが!?」
横からのファリスから述べられた事実に、障子含む三人は驚きの声を出す。
騎士団の団長と聞いていたから凄い人なのはわかっていたが、まさか街のギルドと騎士団のトップを兼任していたとは……
「やっぱ凄いなぁ…」
彼女の凄さは、障子もよくわかっている。
傷を負ってもワタルに悟られまいと気丈にふるまい、障子が一歩踏み出す勇気を与えてくれた。
まぁ、あの言葉は本当は渡に向けられた言葉なのだが……
ともかく、彼女が障子に力を与えてくれたのは事実だ。そしてそれは、渡も同じで―――、
「フェルさんとは顔見知りなのですね……まぁ、それもそうですか」
「あぁ、あいつには散々助けられたからな…まぁ、それはともかくとして―――俺がここに連れてこられた理由を説明してもらえるか?」
話題を本題へと戻し、ワタルは真面目に聞く。それにファリスは思い出したような顔をした。
「あっ、そうでした。センファ様、先ほどリベルドさんが依頼として戦った
「群れの長……ですか?」
「はい。ご存じの通り、
ワタルが言ったことを、そのままセンファへと伝えられると、センファは顎に手を当て、難しい顔をする。
そんなセンファへ向けて、真剣な表情を更に強めたファリスが口を開く。
「ここからが最重要です。―――その魔物は、白い毛皮に、風魔法を自在に操る狼だそうです」
「なっ……!?」
「え? ん?」
なんだ? すっごい重要なことを聞いて、すっごい重要なことに気付いたような雰囲気だが、ワタルには何一つわからない。二人だけで盛り上がってると、なんだか一人置いてけぼりみたいな気分になる。
「……わたくしも同じく、ですわ」
「エスパー!?」
またもや心を見透かされ、ワタルは驚きの声を上げる。……あれ? というか、こういう元世の言葉ってあんまり使わないほうがいいよな? ……まぁ、わからないしいいか。
「えーっと……それで、それって何か大変なことなのか?」
「あぁ、すいません。取り合えず、そこの椅子にでも座ってください」
そう言われ、ワタルは机を挟んで向かい合うソファーの片っぽにエレクシアと並んで座ると、その向かい側にサンファが腰を掛けた。
「あ、お茶です」
そう言って、ファリスはどこからともなく
どこから出したのかは気になるが、そこを追及すると面倒なことになりそうなのでやめておいた。
「んで、その狼がどうかしたのか?」
「はい。―――特徴から見るに、私たちはそれをフェンリルだと暫定しました」
「フェンリル……」
―――フェンリル。それは、ワタルたちの世界でお馴染みの狼型のモンスターで、基本的に風魔法を使っている奴が多い。
確かにそれは、ワタルが出会った狼の特徴と一致していた。
「それで、そいつがいたらなんか問題でもあるのか?」
まぁ確かに危険そうではあるが、そもそもそこに近づかなければなんとでもなりそうだが……
「問題もなにも―――フェンリルは、魔族の魔王軍四天王の一角ですから」
「は」
魔王軍……名前からして、魔族の軍隊のようなものだろう。そしてさらに、その四天王……つまりは、あのクソ勇者が召喚された理由であり、人間側が戦おうとしている敵といったところだろうか。
しかし、そんなたいそうなお偉いさんがノコノコと人間の森にいてもいいのだろうか?
「あの…そんな敵陣営の方が、簡単に人間の住処へと来てもいいのでしょうか。あまりにも迂闊なのでは……」
ワタルが聞きたかったことをそのままエレクシアが問い、それにファリスは「私が思うに」と前置きして答える。
「恐らく、戦争前に
「てことはつまり……」
センファの言葉を聞き、少しの思案のあと、ワタルは答えへと辿り着いた。
「そのフェンリルたちが、王都への道を塞いでる魔物ってことか?」
「そういうことになりますね」
なるほど、筋は通っている。
あの大量の狼……ファリスは「調査隊は何かに食われた」と言っていた。いくら人が多かろうと、あの
そして本当にそうならば、ワタルのすべきは一つに絞られる。
「じゃあ、俺があいつを倒す」
「なっ……!?」
「駄目だ、危険すぎる!」
ワタルがそういうと、それを聞いたセンファが柔らかい表情を崩し、険しい顔で静止をかけようとする。だが、そんなもので心が動くはずもない。
「危ない橋なら、ちょうど先日に渡ったばっかだ。―――渡り方は、ある程度知ってる」
「――――」
ワタルは真正面から、センファへそう説く。
無論、怖くないわけじゃない。むしろ、怖くないわけがない。
ワタルは、あの狼に一度殺されている。首と胴が泣き別れになる感覚。痛みも感じる間もなく、一気に死へと落っこちていく感覚。あんなモノ、もう二度も味わいたく無い。
――――だからって、逃げるわけにはいけない。
それは、ワタルが『リベルド・アンク』として名声を上げるためだけではない。
魔王軍の四天王とまで呼ばれるフェンリル。その目的が王都と『商業都』の流通の遮断とはいえ、マーケスト自体にフェンリルが攻撃を仕掛けないとは限らない。
レイブウィアを襲ったスコックによる破壊の惨劇。そんなものは、起こさせない。
そんなワタルの目を見たセンファは目を細くし―――、
「……わかりました。なら、この件はリベルドさん。貴方に任せます」
「あぁ。―――あと、エレクシアもな」
「当然ですわ。……それに、そう言わなくとも、来るなと言われても、ついて行く気でしたわ」
「そんなこと言わねぇよ……」
「でも、ついこの前の主様なら言っていたでしょう?」
エレクシアの言葉を否定すると、ごもっともすぎる意見が返ってきたので、ワタルは痛いところを突かれたと唸る。
「そうだ、一人助っ人を紹介します」
会話に割って入り、センファがそう言う。
ワタル的には、正直助っ人がいるとワタルの疫病神体質が悪さしないか不安なのだが……
「ファリス」
「はい、あの人ですね」
ワタルが有無をいう前に、センファがファリスの名を呼ぶと、すぐに意図を察知したファリスがそそくさと部屋を出て行った。
話題が無くなり、気まずい空気が辺りを漂い始めたことでワタルが会話デッキから禁断のカード―――天気の話を取り出そうとしていたところ、センファが口を開いた。
「そういえば、フェルは元気でしたか?」
「ん? あぁ、元気……ではなさそうだったな。何というか、疲れてる感じだった」
「はぁ……また無理をしていたのですね……まったく、適度に休息はとれとあれほど言っているのに……」
その妙に親し気な物言いに、ワタルは違和感を覚える。
「センファ…さん?はフェルと知り合いなのか?」
「センファでいいですよ。……昔、ある人の下で共に修行をした仲ですからね。差し詰め、妹分のようなものです。師も、そんなフェルを随分と可愛がっていましたよ。……また、あの三人で仲良くお茶でも飲みたかったものですね。まぁ、それもかなわぬ夢なのですが……」
遠い昔の日を思い出すような、儚げで、少し寂しそうな表情を見て、ワタルは口を紡ぐ。
――――叶わぬ夢…それは、その師とやらは既に死んでしまったということを意味しているのだろう。
「……いい師匠なんだな。俺も会いたかったよ」
「それなら、フェンドラスに行けば会えますよ」
「え?」
「ん?」
「お師匠さん…生きてるのか?」
「えぇ。元気に…というか、あの人に死ぬも何も無いですからね」
恥ずかしいぃ……
やっべ~……『
「―――連れてきました」
ワタルが恥ずかしさで死にたくなったとき、扉の方からふと放たれたファリス声に反応し意識が扉へと向けられる。すると、戻ってきたフェリスの後ろから一人の女性が現れた。
「―――ッたくよォ、アタシをんな堅ッ苦しいところに連れてきて何の用だ? センファサンよォ」
低めの声と荒々しい口調の彼女は、乱れた朱色の髪を長く伸ばしており、獣のように細く、金色の慟哭をしていた。
骨のような物がくっついた赤いモフモフの布で必要最低限程度の場所のみを隠した、目のやりどころに困るような服装をしており、その背中に骨の大剣を背負っている。頭には目を引く魔物のモノらしき骸骨を乗っけた、まさに蛮族のような様相をした女性だった。
「紹介します。彼女は我がギルドの中でも最高峰の実力者の『蛮獣』アンディスさんです」
「ん? アンタ誰だ?」
センファがそう紹介すると、ワタルの存在に気付いたアンディスが声を上げる。
自己紹介とその質問に応えるため、ワタルとエレクシアは立ち上がり、アンディスに向き合う。
「俺はリベルド・アンク。そんでもって……」
「わたくしはエレクシアですわ」
「お、アンタが噂のヤツか。ッてこたァ、何かあッたらしいな」
リベルドという名前を聞いた彼女は口角を上げ、異常事態を察する。
「話が早くて助かります。……実は、フェンリルが出没したかもしれないということで、アンディスさんにはリベルドさんの手伝いとして調査、もとい討伐をお願いしたいというわけです」
「フェンリル……そりゃあ間違いねェのか?」
「俺が『
「なるほど『草木雲の森』か……通りでアタシが呼ばれたワケだ」
「ヘッ」と鼻を鳴らし、アンディスが口角を上げて白く鋭い犬歯を覗かせる。
その自信満々な態度に、ワタルは不思議に思った。
「森には慣れてるのか?」
「あァ。なんでも、アタシは魔物に育てられたからな」
「え?」
その突然の衝撃的告白に、ワタルは間抜けな声をだす。
魔物に育てられたと言っていたが、それなら今何故こんなにも流暢に話ができるのか? いやそもそも、魔物は赤子とはいえ人間を育てるのか?
だがまぁ、現にこうして『アンディス・ティメンタ』という人間がいるのだ。追及するのは野暮というものだろう。
「母さんの下で、アタシは色々と教わッた。狩りの仕方とか、森で生き残る方法とかな」
「なので、彼女以外に適任はいないと考えたわけだ」
それを聞き、ワタルは「なるほど」と納得する。
森のことは、森で生きてきた者に聞くのが一番だ。
「てなわけで、さッさと行くぞ!」
「あ、悪いけど明日からでいいか」
勢いを挫かせて悪いが、ワタルはそんな提案をする。
「え? なんでだ!」
「一度色々と準備して、それから討伐に赴こうってわけだ」
あのフェンリルとかいう奴と戦うのに、一度殺されたワタルは慎重にならざるをえない。よって、ワタルは準備……もとい、《起死回生》の回復を待つべく、ワタルは一日たつのを待つことにしたのだ。
無論、ワタルの命一つ程度増えようとも、特に変わらないのは事実だ。だが、あるに越したことはないし、万全は必ず期しておきたい。
「んじゃ、入口まで一緒に行くぞ!」
「お、おぅぐぇっ!?」
突然、切り替えの早すぎるアンディスに首根っこを捕まれ、ワタルは部屋の外へと引きずられていく。それに続く形でエレクシアと障子も外へと出ていった。
そして部屋を出たすぐ後、ひょこりとアンディスは部屋に頭だけを出し――、
「あァそうだ、センファサン。―――報酬は、弾んでくれよ?」
「わかりましたよ……」
そう言い残し、アンディス達はギルドの外へ続く扉へと向かう最中、ワタルの目にあるものが映る。
「ストップストップ! タンマタンマ!」
「ん?」
ワタルの必死の静止の声に、ようやくアンディスの手からワタルの首が開放される。
「お前…一応俺ら初対面だからな!? いきなり首根っこ掴んでくるんじゃねぇよ!」
「あッはは! 悪ィ悪ィ」
ワタルの嘆きに返されたアンディスの笑いに、ワタルは歯噛みする。
ただまぁもうそれはいいとして、ワタルが気になるのは依頼の紙が貼られた掲示板とは別の掲示板だ。
「これは……」
そこには、色んな人の顔写真と、その下に『0』がいっぱいの数字の書かれた紙が沢山貼られていた。まぁ、十中八九懸賞首だろう。ワタルも生きていることが知られればここに載っていただろうことを考えると、正直ゾッとする。
ワタルが気になったのはその中の一つ。その数多の紙の中でも、明らかに『0』が大量にある懸賞依頼。―――それだけ、顔写真が載っていなかったのだ。
更には名前も載っておらず、あるのは『仮面怪奇』という不吉すぎる二つ名のみ。
「……そりゃあ、王都だとかで有名なコソ泥だな。なんでも、仮面を付けて大層なモンを盗んでくッてヤツらしくてな。盗んだモンの総額は…あー、もう覚えてねェや」
ともかく、相当すごい犯罪者なのだろう。
コソ泥というより、怪盗に近い気がするな…それなら、顔写真が載ってないことにも納得だ。
「それにしても、本当に犯罪者多いな」
懸賞首をかけられるほどの大犯罪者。
それが数十人……これが、能力のある世界の治安か……そう考えると、男児の九割は一度は欲するであろう『特殊な能力』が本当になれば、元世は大変なことになってしまうんだろう。
「……そういや、アンディスの能力ってなんだ?」
思い出したかのように、ワタルがアンディスへと問いを投げる。これから戦うにつれて、共闘仲間の力を把握するのは必要だ。
――ワタルには、この世界にどんな能力があるかなんて知らない。だが、アンディスの犬歯が主張する口から発されたのは、ワタルを酷く驚かせた。
なぜなら―――、
「あー、アタシの能力は―――《
――――その能力は、ワタルが前世で巡り合った人間の一人。ドルガル・ワイドのモノと一致していたからだ。
『世間は、狭い』
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「いやドルガルって誰だよ」と思った方は零章の6話から幕終に出ているので読み返してみてください。
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