第6話 「自分で救う」大学日本拳法部編


自助努力・自力救済(法律の定める手続によらず、個人の実力を行使して法的権利の内容を実現すること。ケースバイケースだが、法的に認められる場合が多い)。

人間が本来持つ「自分で考え・行動することで自分を助ける・伸ばす」能力を、極限まで高めようとする日本武道の中には、40年前の或る大学日本拳法部のように、その崇高な精神をオーバーランしたかのようなケースもありました。

○ 40℃の高熱が出ても、皆と一緒に平常通りの練習をさせ、自分の力(根性)で治癒させる。→ 練習後、白目まで真っ赤に充血して瀕死の状態であったが、翌日、完全に元気になっていた。→ それ以来、私は「高熱療法」で風邪を治してきました。

○ 5級の選手がいきなり三段の選手と対戦するという時、「何でもいいからぶっ飛ばせ」という無責任なアドバイスを与え、自分の努力で戦わせる(死地に向かわせる)。→ 「自助努力で、殺されない程度まで頑張れました」とさ。

  (かつての大日本帝国軍隊お得意の、アホなスローガン「天皇陛下万歳と叫んで自滅しろ」に近い)。

○ 福島県(の合宿所)へ向かう為に上野駅ホームに集合。ところが、発車時刻に遅れてホームに到着した部員が2名。しかし、走り始めた列車(小走りの速度)の窓から、彼らを強引に乗車させ、自主的に定時全員集合、ということにする(昔は特急以外、急行列車や鈍行の窓は開け閉めできた)。

「自分で自分を救う」為に、

「強制的な指導を人に与える」のでは、

「本末転倒」と言えるかもしれません。

その意味では、かの図書館における「人為的な指導や警告を自制し、あくまでも相手の気づきに期待する」という「大自然の法則に即した自力更生」とは趣が異なりますが、そういう時代だったのです。

そして、私個人としては、40年経った今、そんな「蛮カラ」的な大学日本拳法時代を思い出しながら、まんざら悪い時代ではなかった、のではという気がします。

現在(2023年)の日本とは、外来種の偽(にせ)日本人政治家や警察・医者やマスコミという上級国民が、自分たちの金儲けの為に・自分たちに都合のいい法律や制度を作り出し、一般大衆の心と行動を強制指導・絶対支配しようとする「ハイカラ(西洋スタイルのものまね)」社会です。

日本語を知らない在日韓国人(マスコミ・学者・役人)が、忖度(そんたく)という、もともと日本にあった、日本人らしい「相手の気持ちを推し量るという奥ゆかしい精神」を、いかにも「韓国人的なバカな意味」に変形させてしまった。

「忖度」を「支配者の顔色を窺ってコソコソ生きる。自分から進んで支配者に支配される奴隷根性」という、かつての「天皇陛下の為に戦い、死ぬ」という、韓国人的き○がい精神(2000年間中国の保護国であった韓国が、中国に対してとってきたエートス:習慣・特性・性格 → 支配のされ方の極意)に上書きしてしまいました。現在の純粋日本人に対し、天皇や主要政治家を始めとする在日韓国人に命令される前に、自分から顔色を窺って行動しろ、というのです。

ここまで来ると、誠に現在の在日韓国人マスコミや役人は気が狂った、としか思えません。2,000年前の日本へ来た外来種天皇による支配と同じく、19世紀になって、今度は西洋からの外来種によって日本の純血種が再び日本の純血種が侵されているということなのです。

それに比べれば、蛮カラ(日本的精神を基本にした気風)的な自助努力・自力更生が(一部の社会では)できた40年前というのは、よほど天然で純真な心に溢れた時代ではなかったか、と思うのです。

2023年8月14日

V.2.1

2023年8月16日

V.4.1

平栗雅人

上級国民 : 1935年の独映画「メトロポリス」で予言されていた、1%の特権支配階級と99%の一般被支配者で形成される未来社会(2035年という物語設定なのですが、つまりは、あと10年後にはこの映画のような完全メトロポリス社会になる、という予告か警告か、はたまた預言だったのか)。正確には0.1%の支配層と0.9%の支配層の手下(警察官・医者・マスコミ)が、99%の人間を完全支配する。

純粋在来種日本人・田中角栄のような、人間的に味わいのある・真に愉快で楽しい人間に支配されるのであれば結構なのですが、全く面白みも味わいもない「機械仕掛けのオレンジ」在日韓国人による支配となり、今や日本全土、上から下まで豊かな人間性の喪失が加速しています。これをして「日本人の米国脳化」と表現される方もいらっしゃいます。

要は、本来の純粋日本人ではなく、外来種の日本人擬(もど)きが、現在の日本という国の政治や経済、文化を歪(ゆが)めている、ということを、多くの在来種日本人が感じているわけです。


西洋で13世紀末に起こったルネサンス(人間性の回復運動)とは、それまで続いた「宗教と絶対権力者によるメトロポリス的社会」に対する反動でしたが、これからの日本は「外来種支配によるメトロポリス的社会」が100年さえも続かずに、「ひ弱な花 日本」は、反動することなく崩壊するのでしょうか。


まあ、「LED使い切るまで無い寿命」の私にとっては、あまりにも遠い未来の話なので、差し迫った危機感がわいてこないのですが。

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図書館偏 大学日本拳法で学ぶ問題解決の思想 V.5.2 @MasatoHiraguri

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