第4話 「指摘する」 か 「気づかせる」か

  口頭で、人の誤りを直接指摘する・法律を持ち出して強制的に人の心を拘束・コントロールしようというのが一般的となってきた現代の日本。

一方で、かの図書館における問題解決の手法には、その根底に以下のようなポリシーが存在する(ような気がします)。

子供から大人まで、この図書館に来館する利用者に対し、

① 「1+1= 2」という、定型的な解答を求めない。

   絶対的権威の押しつけ・法の強制をしない。

② あくまで「自分で悟る・気づく」ことを重視する。

③ ①②に関係するような本をなるべく書架に置く。

図書館業務全てにこれを適用させているかどうかはわかりませんが、「閉館時間前の退出を促す」というプログラムにおいては、このアルゴリズムがベースになっている、と私は積極的に彼らの意向を理解し、学びとさせてもらいました。

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