咄嗟に出る言葉はいい事ない



お昼はカレーとサラダです!虹くんと私の分しか作ってなかったから私の分を

あげるか……ぐすん


「ママ、スプーンとフォークは?」

「んっふふ〜♪なんと!座った所のテーブルに引き出しが付きましたぁ♡」

「わぁぁ!すごーい!これぼくのひきだし!?」

「そうだよ〜♡」

「さ!食べて食べて!」

――ppp.ppp.ppp

「ママのは?」

「電話してくるから先食べてて!」



縁側に出てたばこを吸いながら電話に出る

「もしもーし!隆くん?どしたぁ?」

――あ、昼時にすみません。テレビ見ました?

「んーん、見てないよ?」

――一応魔女様の色が決まりましたので

ご報告を、と思いまして

「お!やっとかぁ♪やっぱ虹でしょ♪??」

――ふふっ、はい虹になりました

「だよねぇ〜了解!一応テレビも見てみるね」

――はい、ではまた

「はーい!」


やっぱ虹よね♪要望通り♪


「ママまだ〜?テレビ付けていい〜?」

「あっうん!いーよー!」

「……じゃない!すとっぷ!」

「え?」ピッ


――日本の魔女様の色が判明したようです

えー、と〖虹〗?

ん"んっ!色々な魔法を使える事から

虹色が付いたそうです

魔法専門家の〜〜〜〜〜〜〜〜




間に合わなかった…

大雅くんめっちゃテレビ見てるやーん


いや、まてよ?まだ私の事だとは

思っていないh「やっぱりママは虹なんだね!」


…………終わった

息子よ…そう、虹なんだよ

ママは!って言わなきゃ何とでも言えたのに!


「ちょっと来い」グイッ

「えっ!?」

「ちょっと!いたいんだけど!?」

「うるせぇっ!」

――ドンッ


「ひぇっ、まままてまてまて!落ち着こ!?」

壁ドンはまずいって!!!心臓がッッッ

「お前魔女なんだな??」

「え、廊下に出てまで言いたかったのそれ?」

もしかして可愛い奴?こいつ(((

「いいから答えろッッッ」

「あ、うんそうだけど…とりあえずあの、はなr」

「お前も俺をっ!嘲笑ってたのかよッッッ」

「魔女が俺みたいな奴を醜いって言い始めた事くらい俺でも知ってるッッッ」

「お前は…お前だけは…………くそッ」

――ポタッ


「えぇっ!?泣いてんの!?え、醜いって思えなくてごめんね?な、泣かないで」

「あれ?言ってる事おかしいな私…えーっと、その…」


醜いなんて私は思わないから大丈夫!は

大丈夫じゃねーわ!ってなるし…えっと

歳とればみーんなしわくちゃで醜いなんて関係なくなるんだし!は

かっこいいお爺様もいるから私的に却下

えっと、んーっと、なんて言うべき!?

共感する、とか?え、死ぬ程好みなのに?

「はぁぁぁぁ」

ため息!?早くなんか言わないと…はっ!

「くっっっそ好みとか思ってごめんね!?」


「……は?」

「……あれ?」


言ってしまった……

まって顔あっっっつい!!

どうしよう、どうする!?


「あ、えと離…レテモラエマセンカ」

「……」

「……」

「ふっ、くっくっ」

こいつッッッ泣いてないじゃんかッッッ

はっず!!あっつい!!はよ離れろばか!!


「なぁ」

「……なによ」

――チュッ

「好みなんだろ?パパでもいいんじゃねぇの?」

「はっ…はぁ!?人のファーストキス奪うパパなんかいらんわっ!!」

「あ?俺もファーストだしいいだろ」

――チュッ

「ふぁっ、ちょっ、くび!やめっ」

「パパになってもいいならやめてやるよ」

――ペロッ

「ひっ!」

こいつッパパになる=結婚って

分かってないわけ!?!?

ふーんなるほど…てことは結婚って言えば考え直すんじゃない!?男は一生の事こんな短時間で決められないもんなのよ♪

これ私天才!!勝ったわ!!


――チュッ

「わ!わかったわかった!分かったからやめて」

「だけど1つ言わせて??パパになるって事は私と結婚するって事よ?私、結婚には色々条件あるし、」

「んだよ、全然分かってねぇじゃん」

――チュッ

「ん!?ちょっふぁ!?ん…やめ…んー!」

分かったって言ったのに舌いれてきたんだけど!?

「はぁ、俺は最初から結婚してパパになるつもりなんだけど?で?パパになってもいいよ、は?」


「ははっ真っ赤で分かりやすいわ」


笑わないで!心臓もたない!ほんっと

かっっっっっっこよすぎかよ!!!!

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