我が子ながら恐ろしい子ッッッ




10/1

ついに!ついに!!

新居完成しましたぁぁぁぁぁあ!!!


家具揃えるのもそうだけど

今住んでる所も一応とっときたいので

新しく扉設置しました!

新居に繋がる扉にする予定です!


ではでは!さっそく!

「新居に繋がる扉!」

――ポンッ


「わぁっ!すごいねママ!!」

「すごいでしょうすごいでしょう♪」


「虹くん開けていーよ!どーぞ!」

「いくよー??…えいっ」


新しい開けると木目調の和〜なお家の中…


「素敵だねぇ虹くん♡!」

「わぁぁ!すごいすごいすごい!!走れるよママ!!」

「ふふっ、ほんとだねぇ♪よーし、待て待てー!捕まえてやるー!」

「きゃぁぁっ♪」


くっっっそかわいい!!!!

絶対捕まえて撫で回すッッッ!!



――数分後


「ぜェ…ぜェ…すぅぅぅはぁぁ」


死ぬ!!!獣人なめてた!!


「ごめっ…ぜェ、こうっくんっはぁ、はぁ」

――パタッ


紀香選手ギブアップです……


「ママ、大丈夫?あ!ぼく水もってくる!」

「あ…あり、が、と…すぅぅぅはぁぁ」


いやぁ優しいなぁ虹くん…

撫で回すぞ〜とか思った私が悪かった

そのまま良い子に育っておくれ……


ん?待てよ??水??

コップないのに??どうやって持ってくんの?


「ママ〜コップなかったからちょっとしかないけど…はい!」

――バシャッ


…ですよねですよね

分かってましたとも

確かにギブアップとは思ったけど!

横になってる人の顔に少量でも水をかけては

いけないと思うんです!!

そこまで選手になりきってた訳じゃないの…

ママを分かってくれ息子よ…



「げほっ!ごっごほっ…げほっ、はぁはぁ…虹くん…嬉しい、んだけど……すぅぅぅ死ぬ」

「え!?ママごめんね!?大丈夫!?」


「うん、大丈夫……ちょっと休憩すれば、大丈夫だから…すぅぅはぁぁ」






数十分後


「ふっかーつ!!よし!虹くんお待たせっ!」

「あれ?虹くん?どこ??」

「虹くーん?虹くーん!どこー??」


え、どこにもいないんだけど…

外かな?


――ガラガラッ

「虹くー…………ん?」

「あ!ママ!こっち!見て見て!」


「えー…っと、なに?これ」

「人!」

「うん、それは分かるんだけどね?」

「なんで家の前で死んだように寝てるのか、虹くん分かる?」

「んーん!分かんない!なんか、いた!」

「なるほどなるほどちょーっと待ってね?」



めっっっっちゃタイプだけど

見るからに不良さんじゃない!?

あ、あれか喧嘩してきた系か…でもなんで家なわけ!?新居なんですけど!?


「ママ??痛そうだよ?」

「あー、うん」


助けてあげないの?みたいな目やめて!?

これ助けなかったら虹くんが落ち込んじゃうでしょうが!!!


「ママ……」

「もー分かった分かった!どうにかするから悲しそうな顔しないの!」

「ベッド用意してくるから虹くん見ててくれる?」

「うん!まかせて!」


はぁぁ〜可愛い我が子の為だしな、うん

決してワイルドな程よい筋肉な

見た目死ぬほどタイプだからではない、うん


「えーっとこの部屋でいいか」

――ポンッ


OKOK♪次、は……


「運べ…ないよね…浮かすか!」

――ポンッ



「寝かせて、と…これでよし!手当て…は、脱がさなきゃだから魔法で」

――ポンッ


「よし、虹くん家具とかの設置に行こー♡」

「はーい!」


――ポンッ

――ポンッ

――ポンッ

――ポンッ…ポンッ…ポンッ…ポンッ…ポンッ…


このポンどうにかならないかな?

指パッチンでもいいんじゃない??


――パチンッ


「おぉ、出来るんじゃん…」

連続で使ったら絶対夢に出ると思うくらい

耳につくから助かった


「虹くんのお部屋足りないやつあるー?」

「多分ないと思う!!」

「じゃぁ完成です!」

「わーい♪!」

「これからママはお昼を作ります♡虹くんは何しますか〜?」

「ぼくはえっとかんびょーします!」

「え」

「"パパ"の事はぼくにまかせて!」


「……………………え?」


え、なに?パパ?あれが佐久間?

いやないないないない!

どっからどう見ても高校生くらいでしょ!?

なんでパパ!?佐久間36だよ!?そっくり的な!?

………………………………え!?



「まってまってご飯作ってる場合じゃな…………ってもう13時になっちゃう!?やばいやばい!えーっと、んーっと、あーもう!」

――パチンッ


「よし!今日は申し訳ないが魔法ご飯!」

急いで聞くんだ私!!

「虹くーん!さっきのどういう意味ー!?」

――ダッダッダッ



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