魔女様様だね!迫力には負ける



虹くんが家に来て1週間経ちました♡


え?養子申請の日の帰り?

追いかけてきた市長さんと広瀬さんと

4人でお昼食べましたとも

高級焼肉で許してあげました♡

虹くんがずーっと目キラキラさせてて

最っ高に!可愛かった!!

あ、ちなみに市長さんて上條隆-タカシ-って

言うらしいよ?広瀬くんは皇治-コウジ-なんだって


だから「じゃぁたかしくんとこーじくんだね♡」

って言ったら白目むいて喜んでた♡


今日はこれから買った土地行って

工事の差し入れしに行きます!

魔法でポンしようかと思ったけど

その専門の人達の仕事奪っちゃうかなぁって

工事決めました!

平屋の玄関横に縁側とひろーい居間!

って言ったんだけど伝わってるかな??

楽しみ〜♡

獣人エリアの傍だし獣人さん達に

依頼したから差し入れはおにぎりいっぱい!

あるあるでは大食らいだらけな、はず…


まぁいっか!

「虹くーん!準備出来たー??」

「はーい!」

「あ!帽子被ってよ!?まだ9月なんだから!」

「ちゃんと持ってるよ!」

「お!偉いねー♡!バックに水筒いれた?」

「うん!」


異世界定番!アイテムボックスを

私と虹くんに作ったのだ!

大量のおにぎり、大量の飲み物、よし


「では〜??」

「「しゅっぱーつ!!」」



って言っても今日は車なんだけどね♡

え?16で免許ないだろって?

んふふふふ♡だってだってわたし!

魔女!ですから!!許されるんです!!


やばくない??まじで魔女様様すぎん??

感謝してもしきれないよ神様!!


まぁ怖いから永遠に初心者マーク外せないんだけどね…

てか私思ったの!

私も秘書とかドライバーさん欲しい!

魔女だし!?金持ちだし!?

……欲しい!!!

あと自宅警備員が欲しい、うんヒモでもいいから強い人家にいてほしい…

まぁ追追…かな



「よし!着いたぁぁぁ!」

「あ!ママ!たかしくんとこーじくんいる!」

「ちょ!まって!!…行っちゃった……まったくやんちゃになったなぁ」


やっぱどの世界でも子供の柔軟性は尊敬ものだ


「隆くん皇治くんこんにちは♪虹くん飛び出してったら危ないでしょ?めっ!」

「ごめんなさい」

「ん♪いー子いー子♪」


「藤堂さんこんにちは」

「かなり進んでるみたいですよ♪」

「ほんと!?楽しみだなぁ〜♡」

「あ、皇治くん日傘ありがとっ♪」

「いえ」


暑いなぁ

パーキング近くて良かった

「ママ、あれ?あれが新しいお家?」

「おおぉぉ!そう!あれ!すごいねぇ!」

「てかあれほぼ出来てない??」


「魔女様の依頼だって張り切ったみたいで…」

「うわぁ…本当にすごいわ…」

「あ!差し入れしてきますね!」

「え!?差し入れ!?それはちょっ、藤堂さん!?」


「せーの」「「こんにちはー!差し入れでーす!」」

――ダッダッダッダッ

「ママ地震!」

「え!?虹くんおいで!!」ギュッ

「「「「「「「「「「「「「「「魔女様!!!」」」」」」」」」」」」」」」


「…え?」


いきなり地震かと思いきや皆さんの足音でした……まる


いやいやいや!何人いんのこれ!?!

虎…猫…兎…犬…狼?…鱗…とかげ?

虹くん抱っこしてなかったら潰れてたんじゃ…え、こわぁぁ


「あ、のえっと…差し入れ…です」

「おう!おめぇら!休憩だ!!!」

「「「「「「「「「「「「「「うっす!!!」」」」」」」」」」」」」」

「あ、じゃぁあちらに出しときますね」



こわかったああああああ!

迫力すんんんんごっ!!


「はっ!テーブル忘れた!」

――ポンッ

「虹くんおにぎり並べよ?」

「はーい!」


あれ?そういえば隆くんと皇治くんは?

ま、いっか!なんかあったら連絡くれるよね♪


飲み物は炭酸と〜コーヒーのブラックやら微糖やらと〜お茶と〜……でいいや!


「みなさーん!差し入れなんで良かったら!」

「「「「「「「「「ありがとうございます!!」」」」」」」」」


「あ、はい…」



気持ちいいくらい秒でなくなった…


「さて!帰ろっか?」

「うん!」



はぁ〜今日も虹くんが可愛い。幸せ。



閑話side


「広瀬くん!藤堂さんから返信こないよ!?やっぱいきなり仕事でいなくなるとか怒ったんじゃ…」


「いえ、気にしてないようですよ。むしろ仕事頑張ってください、だそうです」


「そっか、怒ってないのか良かっt…………え?連絡?来てたの?藤堂さんから?」


「はい」


「僕には来てないのに?」


「はい」



……………ぐすん

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