第4話 熱い夜の翌日
朝、結局、体が火照り、眠れなかった。気分はどん底で、カーテンを開けると朝日が眩しい。昨夜は条絵に私のバストの先端を舌で愛撫を受けて、忘れなれない初体験であった。
ああああ、昨夜はまさに子宮が疼く気分であった。とにかく、ご飯だ。私は部屋を出て一階に向かう。すると条絵と階段ですれ違う。
「ハロー」
条絵がフランクな挨拶をする。何がハローだ。私をイカせてくれなかったのに……。
「あら、不機嫌そうね」
「条絵が意地悪だからよ」
条絵の笑みは小悪魔であった。しかし、私のこの気持ちは恋愛感情に近かった。昨夜は秘部を愛される妄想でいっぱいであった。
「なら、学校内で愛してあげる」
い……。
校内でエッチ?ありえない。でも……欲しい。そんな事を考えながら朝食に向かう。でも、不思議なのが坂本龍馬の転生したのが私ならお龍さんは何処にいるのだ?
イケメン男子に転生していて、私が受けだったりして。
その後、私達が高校の敷地内に入り、それから昇降口に向かう途中の事である。校内エッチ、なんていやらしい言葉なのであろう。
私は期待と不安の狭間の気分であった、隣を歩く条絵は上機嫌であった。この娘、ホント淫乱だ。でも、私は彼女に恋をしていた。前世は遊郭での嫁とか言っていたから、そこには愛があったのであろう。
うん?
何やら人だかりができている。
『キャー、龍馬様』
普通の女子生徒達に黄色い声をあげられる。ホント、教室に向かうのも苦労した。昨日より反応が激しい。人気者になったのだが、私自体はなに一つも変わっていない。
そう、新聞部の部長の野望の為に坂本龍馬の名前を使われているのだ。
教室に入ると自席に座ると条絵も隣に座る。その瞬間である。条絵が近づくと。ふっと、耳に吐息を受ける。
あああああああああ。
私の頬が火照る。ショートホームルーム前に何をする。条絵の吐息に抗議すると。やはり、小悪魔の笑みで返してくる。
私の人生は何処にいくのだ?この前まで平和な女子高生であったのに。
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