女子大で美術を学ぶ

アヤナッチは、イケーノ女子大学に入学した。

見事、合格できた。

アヤナッチは、まだ高校を卒業したばっかりで、今18歳で、カエッチ王子のところに嫁入りしたけど、女子大にも入って勉強することになった。


女子大1年生。

アヤナッチは、中学生の時も女子高に行きたかったし、高校生の時も女子大に進学したかったから、今、女子大に行って女子大生になれて、めっちゃ嬉しかった。


女子大で美術を学んでいる。

絵を描いている。

世界の美術史も学ぶ。



アヤナッチはカエッチ王子に嫁入りしたので、女子大への行き帰りは、毎日カエッチと手をつないで行っている。

カエッチ王子と手をつないでってことは、一瞬で女子大に行き、また一瞬で女子大から帰って来れるってこと。


たまに、女子大の同じ勉強仲間と、女子大終わりに、みんなでどこかに行く場合も、カエッチはアヤナッチを迎えに来てくれて、仲良く手をつないで一瞬でお城に帰って来る。



女子大のアヤナッチの友達の女の子に、アヤナッチの能力と、ちょっと似た能力を持っている子いる。

その子は、スケッチブックに何か絵を描いて、色を塗っておく。

そうすると、翌日、スケッチブックに塗った色と同じ色に、描いた物も変化している。


どういうことかと言うと、その子の部屋に置いてあるイスの絵を、スケッチブックに描いて、ピンクに塗っておくと、翌日には、部屋のイスはピンク色になってるっていう、そういう能力。色彩能力。


アヤナッチにしても、その女の子にしても、スケッチブックに能力あるのではなくて、あくまでも、アヤナッチと、その女の子の持ってる能力なので、他の人はいくらスケッチブックに絵を描いたとしても、能力を持っていなければ、何も変化したりはない。


でも友達の女の子の持つ能力は、色彩だけに発揮されるもの。それに比べて、アヤナッチの持つ能力は、形および色彩にも及ぶから、上級なのは、アヤナッチの持ってる能力のほうってことになる。



あと、べつの女の子の友達は、たとえばスケッチブックに鳥さんの絵を描いたとする。そうすると、たちまち、その描いた鳥さんの仲間の鳥さんたち、実際に、描いた絵のところにいっぱい集まってくるっていう能力を持っている。

何かを集めたり、呼び寄せたい時なんかには効果的な能力だ。


女子大で美術を専攻している女子たちも、みんな美術を学び、絵を描きながらも、それぞれ自分の持つ能力を活かしていこうって考えている。


アヤナッチも、女子大で、まわりのいろんな能力を持つ友達に、いっぱい刺激をもらいながら、毎日美術を学んでいる。


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