海の怪物の書

港を出港して二日が経過していた。

船は順調に航路を突き進み、海が荒れることも無く快適な船の旅を送っていた……ただ一人を除いては。

昨日の夜、出港してから一度も部屋から顔を出さないカーマが心配になった私はカーマの部屋を訪ねた。

扉をノックするが反応は無い。ドアノブを捻ると鍵がかかっていなかった。

ゆっくりと扉を開きカーマの名を呼びながら部屋に入った。

闇に包まれた部屋で、窓から差し込む月の光が窓辺に立つ長髪の男の姿を映し出していた。

月明かりに照らされたその姿は、どこか畏怖の念を覚える程美しくも恐ろしくどこか儚げで……最近すっかり忘れてしまっていたが、この男が世界を恐怖のドン底につき落とす事も可能な程の力を持っている魔王だという事を改めて思い出した。

「カーマ……どうかしたのか?」

私が恐る恐る話しかけると、元々真っ白な顔を更に青白くさせこちらを振り返ると

「……気持ちが悪い」

深く深呼吸を繰り返しながら必死に窓から目に景色を取り入れているその姿は、やはり恐怖の魔王とは呼べない程情けない姿だった。

「……船酔いか?」

私は笑いを堪えながら尋ねた。

「……船酔いと言うのか……何かの病気になってしまったのかと思って部屋に閉じこもっていたが……」

「そう言う時は外の空気を吸うだけでも少しは気分が良くなるものだぞ、甲板に出てみろよ」

私はカーマを誘って甲板に向かった。

フラフラと杖をつきながら着いてくる。こんなに弱っているカーマの姿は初めて見た。この世界にカメラがあったら収めておきたい程珍しい光景だった。

甲板に出て夜風に触れたカーマは深く深呼吸をした。

「おお、気持ちがいいものだな」

カーマは手すりを握り、必死に夜風を体内に取り入れている。

「アベルの話によるとゴールドランド付近の海域まではこれからまだ数日はかかるらしい」

私は昨日アベルと話した内容をカーマに伝えた。カーマは顔を顰めながらため息を吐いた。

「こんな生活がまだまだ続くのか……早く到着する様にアベルに伝えておいてくれ」

「それは無理だろう。これでも速度は出ている方だと思うぞ?」

カーマはうんざりした様に海面に視線を落とす。

「はぁ……お前は先に休め。私はしばらく夜風に当たっている」

そう言うカーマの肩を軽く叩き、私は部屋に戻ってベッドに入った。

それから数日、天候は荒れる事もなく順調な船旅は続いていた。

あまりにもやる事の無い毎日に退屈を覚えた私は、暇潰しも兼ねて体が鈍らない様にデッキブラシを片手にブンブンと素振りをするのが日課になっていた。

あの夜以降カーマは外の方が過ごしやすいのか、ほとんどの時間を帆桁に腰掛け夜風を全身に浴びながら過ごしていた。

アベルに危険だから降りる様に言われたらしいが、言う事を聞かないのでほったらかしているようだ。

素振りをしている私にアベルが近付いて話しかけてきた。

「ゴールドランド付近の海域まで後数日と言った所でしょう。退屈な旅かもしれませんがもうしばらくの辛抱ですよ」

「いや。退屈と言うわけでは無いのだが……初めての船旅だからどう過ごしていいのか分からなくて」

アベルは少し考えた様に顎を擦ると

「……そうですね。一番いい時間の過ごし方は読書をする事ですよ。時間が経つのも早いですし何より様々な知識を得る事が出来ます」

私は苦笑いしながら頭を掻くと再び素振りを始めた。

子供の頃からジッとしているのが苦手だった。読書も最初の数行読んだだけで飽きてしまい、パラパラと読んでいるフリをする事が多かった。

私が読書好きな人間だったらどれだけこの船旅を有効に活かせた事だろう。と少し後悔した。

そして更に三日が経ち、ようやくゴールドランド付近の海域に近付いた。あれだけ穏やかだった海がこの海域に入ってから少しずつ変化して行くのを肌で感じていた。

アベルもこれまでにない緊張感のある顔で海を眺め適切に船員達に指示を出していた。

時間が経過していく毎に波は高くなり、雲も分厚くなって行った。ゴロゴロと空が鳴き始め瞬く間に雨粒が甲板を激しく打ち付け始めた。

「全員中へ!嵐が来るぞ!」

アベルはハットを手で押さえながら甲板を走り回り船員達に声をかけていた。その時だった。

「どけどけ!危ないぞ!」

上空から声が聞こえてきたと思ったら私の真横にカーマが落下してきた。

「おい!飛び降りてくるなよ!危ないだろ!」

私の驚いた顔を見るとカーマは鬱陶しそうに眉を顰め

「この雨の中ボーッと突っ立っているお前が悪いんだろ。鈍臭い奴だ」

何?っと言い返しそうになったが、この大雨の中言い争うのもバカらしく思えて、その言葉を飲み込むと我先にと二人体をぶつけ合いながら船内へと走った。

バタンと木の扉を閉めると、ふとカーマの変化に気付いた。

「あれ?そういえばもう船酔いは大丈夫なのか?」

「まだ完全にとは言えないが慣れてきた。まぁ今以上に海が荒れて揺れが激しくなればまた酔うかもしれないがな」

カーマはそう言うとタオルで髪を拭きながら部屋へと戻って行った。

もっと激しくなっていくだろうと予想していた嵐はその日の夜、何事も無かったかのように収まり、これまでに無いくらいの静寂に包まれた海は、より一層不気味さを増している様に感じ私はなかなか寝付けずにいた。

横になってどれだけ時間が経っただろうか。もう少しで眠りに落ちるという所で船の外から声が響いてきた。

「…………が出たぞ!」

「…………けてくれ!」

甲板をバタバタと複数人が駆け回る音が響いた。

私は異変を感じベッドから飛び起きると、剣を片手に甲板へ駆け上がった。

船員達の手に持つ松明がユラユラと辺りを明るく照らす。

忙しなく走り回る船員達の中にアベルの姿を見つけ駆け寄り声をかけた。

「何があったんだ?」

アベルは辺りをキョロキョロと見渡しながら

「モンスターです。噂のクラーケンで無ければよいのですが……」

しかしそのアベルの心配は的中してしまった。

海の中から複数の触手が甲板に打ちつけられる。

アベルは素早く船員達に中に入る様指示を出すと、ナイフを手に取り触手を切り付けた。

私も近くに来た触手を切り付けるが、あまり効果がある行動とは思えなかった。

他の触手が甲板を伝い巨大なマストに絡み付くと船体がぐらりと傾いた。

アベルと私は傾いた船体を駆けながらマストに巻き付いた触手に切り掛かる。

ヌルヌルと粘液のような物で滑りうまく刃が通らない。アベルは手にした松明で思いっきり触手を叩きつけると、雄叫びとも悲鳴とも取れない声が響き渡り巨大な本体が船体横に現れた。

その巨大なモンスターは船体に伸ばした触手を使い、船にへばりついている。

「これはまずい!何とかして船体から引き離さなければ」

アベルは甲板を駆け回り触手を切り落とそうとするがナイフと言う事もありなかなか切り落とせずにいた。

ようやくマストに巻き付いた触手を切り落とす事に成功すると触手は力無く甲板に叩きつけられた。

「アベル!こいつがクラーケンか?」

次の触手へと走り、切りつけながら聞いた。

「そうです!本でも紹介されている。この近辺の主と呼ばれているモンスターです!まさか本当に存在していたとは……」

アベルは叫びながら両手にナイフを握り力任せに触手を切り落としていく。

しかし……切り落としても切り落としても次から次に海面から触手が伸びて来ては、船体を海に引き摺り込もうとしてくる。

アベルは私の背に近寄り声を掛けた。

「……このままでは最悪船が沈没する可能性もあります。朔夜。あなたはここで死ぬべき人間ではない。船尾に探索用の小船があります。あなたとカーマはそれを使って脱出してください」

そう言うと私に地図を手渡してきた。

「私の夢をあなたに託します。私の代わりに夢の果てを見てきてください」

アベルはニコッと微笑むと再びマストに向かう触手へと駆け出そうとした。

私はアベルの腕を掴み地図を突き返し叫んだ。

「ふざけるな!これはお前の夢だろう!だったらしっかりと自分の目でその夢を見定めろ!それにお前は私の仲間だ!パーティーは勝つ時は皆で勝って、負ける時は皆で負けるもんだろう?」

そう言って笑った。アベルは困惑した表情を見せた後、私の肩に手を掛け微笑みながら言った。

「せっかく格好を付けたのに。では触手を切りながら。にはなりますが作戦会議をしましょう」

アベルと私は巻き付いてこようとする触手を避けながら話を続けた。

「どうやらこの触手どれだけ切ろうと無限に再生するようです。本体にダメージを与えなければ意味がないのかもしれませんが触手を放っておけば船が海に引き摺り込まれてしまう。私が触手を引き付けるのであなたは本体に向かってください」

聞き終えると分かった!と叫び本体に向かった。

「海に落ちない様にしてくださいよ!」

アベルの声を背で受け止め本体へ飛びかかった。無数の触手が本体を守る様に飛び出してきた。

それを数度切り付けるも本体までは届かない。一度甲板へと戻り飛び上ろうとすると、追撃の触手を避け損ない右足を掴まれてしまった。

そのまま体を空中に持ち上げられてしまう。逆立ち状態で必死に剣を振るうが力が入らず触手を切り落とすには至らない。

アベルも何とかしようと近寄るがやはり触手に苦戦しなかなか私を救助するまで手が及ばない。

体が左右に大きく揺さぶられる。このままでは海に放り投げられる。

その時だった。巨大な火球が飛んできて触手を焼き払い、触手から解放された私はそのまま甲板に叩きつけられた。

「……痛っ!やっと来たか。遅いぞ!!」

カーマが青白い顔で息を切らしながら杖をクラーケンに向けていた。

「ようやく船の揺れにも慣れてきたと言うのに……バカみたいに船を揺らしやがってこのイカは。お陰で気分は最悪だ!楽に死ねると思うなよ!」

カーマは何かを詠唱すると私達に向かって叫んだ。

「おい!私は訳あってここから動けない。本体は私が相手をするから触手が私に近付いてこない様にしてくれ。うっぷ」

分かった!と船の両サイドから声が上がる。

私達は甲板を駆け回り船にまとわりつく触手やカーマに向かっていく触手を切り落としていく。

私達を避ける様に巨大な火球が複数飛んでいく。

クラーケンに直撃した火球は激しく火柱を上げ更に体を焼いていく。

辺りに海鮮とも肉とも言えぬ焼けた匂いが広がっていく。その匂いに更に気分を害しているのか、カーマは嗚咽を漏らしながら匂いを遠ざける様に手で仰いでいる。

残っていた触手が次々に船から離れてクラーケン本体が少し船から離れた。火球の直撃は触手で防いだのかほとんどダメージを受けた様には見えなかった。

「……連発で当てなければ無理か」

カーマはそう呟くと

「おい!へなちょこ!ちょっとこっちに来て跪け!」

カーマは自分を背負って甲板を駆け回る様に命じてきた。

「はぁ?なんでだよ!剣が振れないじゃないか!」

私は反抗するが

「一発の魔法だと、どんな大技でもほとんど防がれてしまうし海の上で雷系の魔法を使うわけにはいかん。それなら細かく連続で魔法を使い続けなければならない。そして防がれない様に近くで撃つ必要もある」

「自分で動けばいいだろ!」

カーマは額の汗を拭いながら尚も嗚咽を漏らしている。

「私には動けない理由がある!早くしろ!また船にまとわりついてくると厄介だ!」

船酔いで足元がおぼつかないだけだろ!と叫びたかったが、我慢し私は仕方なくカーマを背負う事にした。

「アベル、飛んでくる触手の処理……頼んでもいいか?」

カーマがアベルに聞くと

「もちろん。心置きなく暴れてください」

微笑みながらそう言うと、カーマはフッと笑い杖をアベルの両手のナイフに向けた。小さな火の粉がナイフに纏わりついたと思った瞬間、炎がナイフの刃を覆っていく。

「エンチャントという奴だ。イカの足を切るにはこっちの方がいいだろう」

アベルはニコリと笑いカーマに一礼すると甲板を駆け出した。

早く行け!と言わんばかりにカーマが私の足を蹴る。

私は勢いよく甲板を蹴り駆け出した。

ビュンビュンとこちらに飛んでくる触手を寸前で避けながらクラーケンに近付いて行く。カーマは永続的に詠唱を続け杖を振っている。その度に炎や氷、更には風の刃のような物までがクラーケン目掛けて飛んでいく。

クラーケンの悲鳴が響き渡り、より触手による攻撃が苛烈になっていく。

アベルが私達より前に駆け出し、こちらに飛んでくる触手を捌いていく。

……私はいつの間にか走り回りながら笑っていた。

生きるか死ぬかの戦いの中でこんな事を思うのはおかしいかもしれないが、心の底から楽しかった。私が足となりカーマが攻撃を与え、アベルが私達への攻撃を防いでくれている。

今までこんなに全員一丸となって何かに立ち向かった事があっただろうか。

……何をするにも僕は一人だった。勉強をするのもスポーツをするのも、誰かに立ち向かうのも。

一番の味方であるはずの家族でさえバラバラだった。

そしてその一人の心を埋めてくれたのが熊吾郎だった。

いつまでもぬいぐるみと寝てるなんておかしいよ。皆に言われた。母や父でさえそんな僕の孤独な心を理解していなかった。

僕に必要なのは熊吾郎だった訳じゃ無い。一緒に問題に立ち向かってくれる仲間。現実では叶わないこの夢を、いつしかゲームの中で叶えようとしていた。

分かってる……いつかこの旅は終わる。物語にはエンディングが付き物だ。この旅を終わらせたく無いから。エンディングを見たくないからと言って足踏みしている訳にはいかない。明日終わるかもしれない。それでも共に戦ってくれている仲間の為にも、熊吾郎を助け出しこの物語に終止符を打つ!

「……飛べ!追い込むぞ!」

カーマの声でハッと意識が戻った。

いつの間にかクラーケンの体からは煙が上がり、触手のほとんどを失った体は傷だらけになっていた。

カーマの一声で私は跳び上がり、カーマは杖を真上に構えクルクルと回し始めた。

残ったわずかな触手を空中の私達に向け伸ばすがアベルがそれを切り落としていく。

そしてそのまま体を捻りナイフをクラーケンに向けて力任せに投げつけると目と思われる器官に突き刺さった。

クラーケンの目から火柱が上がり悲鳴を上げ水中へ逃げ込もうと潜水し始めた。

私とカーマはクラーケンを追いかけそのまま船縁を飛び越えると、空中でカーマは私を蹴り更に宙へ舞う。そのまま突き刺せ!カーマの声が響き渡る。

落下の勢いのままに剣を鞘から抜くと、蹴った瞬間にエンチャントしてくれていたのか刃から風の渦が巻き起こり始めた。

「うおおおおお!!」

激しく音を立て風を巻き上げる剣をクラーケンに突き刺すと、すぐにアベルが私の体を掴みそのまま水中へと飛び込んだ。

その瞬間。凄まじい咆哮が海に響き渡った。水中へと逃げ込もうとしていたクラーケンの体内を風の刃が切り裂きボロボロに引き裂かれた体は深い海へと落ちていく。その時、クラーケンを追いかける様に黒い不気味な影の様な物体がクラーケンの体を覆い喰らい尽くしていく。

瞬く間にクラーケンを喰らい尽くした不気味な何かはクラーケンに突き刺さっていた私の剣と共に、黒い渦となりながらカーマの杖へと戻って行った。

私とアベルはプカプカと水面に浮かびながらその様子を見ていた。

「……倒したのか?」

私が呟くとアベルがホッとした顔をして

「その様ですね。こんな伝説級の化け物を倒してしまうとは……あなた達は本当に勇者御一行の様だ」

と冗談混じりに笑いかけた。

船員達の歓声を浴びながら私とアベルは船上へ引き上げられるとカーマが私に剣を手渡してきた。

「よく勇気を出して船の外まで飛んだな」

青白い顔をして杖で体を必死に支えながらカーマは少し微笑んだ。

「ところで最後クラーケンにとどめを刺した魔法は何だったんだ?黒い渦の様な物がクラーケンを喰べている様に見えたんだが」

私が尋ねるとカーマはフラフラと歩きながら答えた。

「……何と言えば分かりやすいんだろうな。簡単に言うと召喚魔法の様な物だ」

「召喚魔法?強力な魔物……みたいな奴を召喚したって事か?」

カーマは顎に手をやり少し考える仕草をしながら答えた。

「いや……説明が難しいのだが。……魔王を召喚した」

私はカーマが何を言っているのか理解出来ず首を傾げた。

「私の前に魔王と呼ばれていた者だ。当時たまたま私が住んでいた城の近くで暴れ回っていてな。騒がしかったから倒したんだが何度も何度も復活して鬱陶しかったからこの杖の中に封印した」

あまりにもスケールの大きな話に頭がついていけなかったが、杖に封印した先代魔王を召喚してその魔王の放った闇魔法でクラーケンを倒したと言う事らしい。

一通り話終わるとカーマはフラフラと階段を降りて行き自室へと戻っていった。

船の状態なのだが、甲板やマストなどは結構ダメージを受けていたが船体自体はそこまで激しいダメージを受けていない状態だった為、水上で簡易的な修繕を行なって再出発した。

次の日私はアベルに呼び出された。

自室から外に出ると何か昨日とは違った空気感を感じた。どこか生暖かく熱帯地方にでもいるのかと言うくらい湿気を帯びた風が体を包み込んでくる。

アベルは椅子に腰掛け地図を眺めていた。

「どうぞ。座ってください」

私が対面に腰掛けると

「このペースで行けば明日の昼前にはゴールドランドと思われる島の海域に近付きます」

私はコクリと頷き地図を見つめた。

「嵐を超えた先にゴールドランドはあると書かれていたのを覚えていますか?ですがここまで近付いても嵐らしい嵐には遭遇せずに来ています。もしかすると……嵐と言うのは昨日のクラーケンの事だったのではないかと思いましてね。そして海賊達は命を散らしながらも何とかクラーケンを退けたのではないかと。そうすれば現在起こっている現象にも納得が出来ます」

「この暑さの事だよな?」

と聞くとアベルは頷き

「空気だけではありません。海の雰囲気も変わってしまっているのです。私は数度仕事でこの付近まで来たことがありますがこんな事は初めてです。まるでどこか別の海域に飛ばされた様な違和感さえ感じます……ただこれが悪い事だとは思いません。今まで感じたことがないと言うことはクラーケンを倒した事で何か変わったのかもしれません。明日を楽しみにしておいてください」

アベルは含みを持ちながらも何かを確信した様な笑みを浮かべ私の目を見つめた。

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