第10話 脅し・レイプ
俯いて赤くしていた顔が真っ青になっていく。
知らない男の声。
そして魔物使いと言う禁断の情報。
真っ青になるには十分な要素だった。
勇気を振り絞り、顔を見上げる。
知りもしない他クラスの男子。
「この前…見ちゃったんだよね、お前が魔物と仲良くしてるとこ」
「い、いや、、それは、」
見られていたと言われれば、口に出そうとした言い訳は出すことが出来ない。
そもそも会話自体が苦手なのに、唐突に嘘など付けるはずも無い。
「なぁ、これバレたらやばいんじゃねえの?」
ニヤっと笑い、臭い吐息が加波の鼻を通っていく。
「そうなんだろ?
黙ってたらわかんねえよ?」
大きくないが、圧のかかる声は不快感で身体を震わせる。
どうにか弁明をしなければならないが、どうすることもできない。
”記憶を消す魔術”なんて持ち合わせていないから。
「図星か、じゃあ黙っといてやる」
「え、」
その言葉に加波はドキッとし、口角が上がっていく。
「じゃあ加波さん、レイプね?」
「え、?
どういう、、」
「どうも何も。
ただで黙るわけないじゃんw
俺達1-2クラスからしたらこの情報は大きいからね」
そう言うと男は加波の胸を触る。
「うわ、やっば
まじででけえ、」
「や、やめてください!」
加波は二秒ほど揉まれ、手をはね除ける。
しかし男は舌打ちをして手を伸ばす。
「あ?いいのか?
バラすぞ?
別にお前に同意を得ようってんじゃねえ。
ただお前を犯す」
「そんな、、」
加波は更に顔を引き攣らしていく。
それを見た男は口角が上がっていき、加波の手を引いていく。
「どこに、、」
「いいから来い」
そう強引に手を引っ張られて連れていかれたのは、更に暗く人通りの無い森の中である。
ここまで誰ともすれ違うことは無く、物音さえ聞こえない。
「やめてください、、」
加波は小さく抵抗するが、男は制服を無理やり脱がしていく。
シャツのボタンを外していき、黒の下着に包まれた胸が明かりを灯す月に照らされる。
「なんだよ、えろい下着じゃん。
ほんとはエッチなこと好きなんだろ?」
「違います、、
もうこれ以上は、、」
「安心しろ、俺は結界使いだ。
人が寄ってくることは無いし、バレることは到底ない」
男は下着の上から胸を乱暴に揉んでいき、ピンク色の綺麗な乳首が下着からはみ出る。
その光景にさらにヒートアップした男は首を絞め、加波は手を抑えて尻もちをつく。
「や、、め、」
「お前、初めてか?」
男は加波のスカートの中に手を入れ、下着の中に手を入れる。
「ほんとに、、」
「いいから黙れよ、
どうせ聞こえねえんだから」
男は加波の下着に手を入れ、局部に触れる。
「ほんとにもうやめてください!!」
限界だった。
加波は男を両手で突き飛ばし、脱がされた制服で胸を隠す。
「おい、いい加減にしろ!
この女!!!」
男は自身の快楽を邪魔されたことに激高し、自分の指を嗅いで拳を構える。
「気絶させて犯してやる。
反応を見るのも良かったが、意思が邪魔だ」
男は拳に魔力を纏い、加波の腹に向かって拳を突く。
「グハァ!!!!!!!!!!!!」
血飛沫が舞う。
静寂の森は大声に包まれ、男の結界が解かれていく。
「てめえ、、!何しやがる!!」
男は腹をさえて倒れていた。
そして男は睨みつける。
「馬鹿ね、それはこっちのセリフよ。
私の大事なクラスメイトに何をしているの?」
「お前は、、」
男は舌打ちをし、その場から離れようとするが大友夏目は腕をつかみ、離さない。
「なんだ!?」
男は緩急つけて乱暴に腕を振り回すが、大友は微動だにしない。
「今の出来事は全て録画録音済みよ」
「だったら話が早い」
男は諦めが付いたのか動きを止め、大友と向かい合う。
「ここでお前も犯してやるよ」
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