第三十七話
俺は
「そういえば今日は
「はい。
俺は、ハハハと
「それじゃあ、
「はい。
俺は、感心した。なるほど。もう涼子さんは、『
「何を言ってるんですか。亘司さんは涼子さんに、気がありますよ」
俺は飲んでいたお茶を
「ええ?! 亘司さんが?! いつから?!」
すると佳奈さんは、冷静に答えた。
「多分、ワーケーションハウスで出会った頃からでしょう。だから亘司さんは涼子さんが住もうとしていたワーケーションハウスに、引っ越してきたんでしょう」
俺は、
「このことは
俺は取りあえず、
「はい、すみません……」
「まあ、お
「はあ、そうなんですか……」
俺はそんなことに気付かずにいたので少しショックを受けていると、佳奈さんは提案してきた。
「ねえ、健一郎さん。キノコを
「え?」と俺は何のことか分からなかったが、思い出した。以前、俺が山でキノコを採ってキノコ
一度、行っていたので、どこにどんなキノコが生えているか
「へー、こんなにキノコが生えていたんですねえ。仕事の気分転換によく
キノコを採り終わると夕方になったので、少し早い夕食を取ることにした。メニューはもちろん、キノコ鍋だ。おじやも食べると佳奈さんは、感心していた。
「本当に、この山は豊かですね。こんなに
「次に何か
俺は少し
ベットに入ってから、佳奈さんと一緒に
コメントも付いていた。『付き合ってる、こいつら絶対に付き合ってるよー!』、『うーむ。確かに以前よりも、
漬物に関するコメントが少ないなと思いつつ
そして木曜日の夕方。うーん、土曜日あたりに、佳奈さんとお出かけしたいなー。あ、もう付き合っているから、デートか。どっちにしても、どこかに出かけたいな。あ、そういえば結局、俺が見せたいと思っていた
『涼子さんが「地域おこし協力隊」に、
俺は、それはおめでたい、ぜひ、お祝いしたいと思った。夜景デートは、また後でいいと考えた。なので、
『分かりました。明日の夜、俺も行きます』と。すると佳奈さんから、お願いの返信がきた。
金曜日の夜、俺はワーケーションハウスの
「この
すると皆から、
「それではお祝いの、キノコ鍋でーす! キノコは健一郎さんに、採ってきてもらいましたー!」
俺は少し照れながらも、ぺこりと頭を下げた。これは、佳奈さんのアイディアだ。キノコ鍋が美味しかったから、お祝いで出そうと。更に
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