第二十一話
せっかく完成したので
お風呂に入ると『
次に日は、ニワトリ
そしてニワトリを六羽、
つまり卵を出産ではなく、
またニワトリは
そうして暮らしていると、
Z市のリフォーム会社に頼んでトイレ、風呂、キッチンをリフォームしてもらっていた。皆が集まれる
一カ月ほどが
「まず住むのは二人ですが、ここにはあと二人、住めます。その二人を早く見つけて満室にして、どんどん
慶介の話だと明日からくる二人は、クラウドファンディングにお金を出してくれた人だそうだ。慶介は、『山の中の自然に
その写真を見て気に入って、ぜひそのワーケーションハウスで生活しながらリモートワークをしたい、という二人がいた。明日からくる人は、その二人だという。俺は取りあえず慶介を、
「ハウスのオーナーになって更に経営するなんて大変だろうけど、まずはがんばってみろ」
すると慶介は、言い切った。
「この大自然の中で暮らせることが
慶介は仕事はできるがちょっと調子に乗りやすいところがあったので、俺が心配してしまった。
次の日、俺の銀行通帳にはまた、ユーチューブの広告収入が入っていた。五万円ほどだったが、これだけあればキッチンと
「もう、
「そんなこと言ったって、痛くて歩けないんだもん! おんぶしてよ、
「え~。そんなの、無理だよ~」
何だか困っている様子だったので、俺は声をかけてみた。
「あの、どうされましたか?」
すると、佳奈と呼ばれた身長が高めの女性が答えた。私たちは、近くにあると言われた川を見にきた。でも気の早い伊織は川に入るために、ミニスカートをはいてきた。
ところがその途中、草むらを歩いていると背の高い草で
「ちょっとしみるかも知れませんが、がまんしてください」
俺は伊織と呼ばれた女性の脚に
「こうして二、三日すれば、
すると佳奈と呼ばれた女性が、頭を下げた。
「ありがとうございます。ご迷惑をおかけしてしまって、すみません」
俺は、「いえ、
「あの、お二人はひょっとして、今日からワーケーションハウスで
すると佳奈は、
「え? どうして、ご
俺は、ワーケーションハウスのオーナーで経営もする慶介は、以前働いていた会社の後輩で昨日、ワーケーションハウスに二人、住むことになっていると聞いた、と説明した。すると佳奈は納得した表情で、自己紹介をした。
「そうだったんですか。私は、
なので俺も、自己紹介をした。
「あ、俺は
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