第二章 そうだ! まずは自分で小屋を建てよう!
第十話
二週間ほど、動画を
まずは
そして買い物は軽トラでスーパーに行くので、そのガソリン代は約四千円。あとは、その他の費用。
まあ、ここでテントに住んでいるから、もちろん
俺は少し考えてみると、ひらめいた。そうだ、
だが待て、俺。俺一人で、一軒家を建てられるか? ちょっと考えて、あきらめた。それは、
今はテントの中の
そして俺は、考え始めた。小屋を建てるには、何が必要かを。まずは当然、
そこは白くて、平べったい建物だった、入り口から中に入ると受付と思われる場所に、中年の女性がいた。山の中の土地を買いたいんですけど? と聞くと左手で
すると中年の男性は眼鏡のズレを直して、聞いてきた。
「山の中の土地を買いたい? へえ、あんた若く見えるけど、いくつだい?」
「はい。二十五歳です」
「へえ、若いのに珍しいねえ……」
そして俺は、聞きたかったことを聞いた。
「それであの、山の中の土地は、ここで買えるんでしょうか?……」
すると中年の男性は、再び眼鏡のズレを直して答えた。
「ああ、買えるよ。で、どこの山?」
俺は、Z市の南にある山と答えた。すると中年の男性は、山の地図を出して聞いてきた。
「具体的に、どの
俺は少し、
「あの、
中年の男性は、地図を指差しながら聞いてきた。
「ここだよ。ってあんた、道夫さんを知ってるの?」
俺は、アマゴの釣り方を教えてもらったりして、お世話になったと説明した。中年の男性は、
「なるほどねえ。すると買いたい土地は、道夫さんの家の近くなの?」
俺は、俺の買いたい土地は道夫さんの家から、一キロほど
中年の男性は指を動かして、頷いた。そして、聞いてきた。
「なるほど、この辺かあ。それでこの土地を買って、どうするつもり?」
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