第六話
俺は、取りあえずスマホを見せてくださいと、おばあさんに言ってみた。するとおばあさんは
「これでどうでしょうか、おばあさん?」
するとおばあさんは、喜んだ。
「まあまあ、文字が大きくて見やすいわ! ありがとう!」
そしておばあさんは、料理のレシピの調べ方も聞いてきた。俺は
「まあまあ、料理のレシピがこんなにたくさん! ありがとうございます、
俺は、そんなに大したことじゃないと
「これは、うちの畑で作った白菜だ。
俺はちょっと
自分のテントに戻ると午前十時くらいで、腹が減っていた。俺は
取りあえずすることが無かったので、アマゴを釣った。二匹釣ったところで、止めた。必要以上に
テントの中の寝袋で、俺は考えた。ここにきて三日ぐらいになるが、俺はすっかりここが気に入った。ずっとここに住みたいと考え始めていた。できるかどうか分からないが、ここに
次の日は、午前七時過ぎに目が覚めた。川で顔を洗い、少し残っていた肉入り野菜炒めをおかずにして朝食を食った。そして早速、軽トラに乗り、東京を目指した。途中、群馬県で一泊して、東京のアパートに着いた。数日、
部屋の中からスマホで
大家さんに鍵を返して、再びZ市に帰ろうかなと思った時、ふと思い出した。
俺は会社で働いていた時によく行っていた、居酒屋で慶介を待った。午後六時半に、慶介は現れた。
「あ、お久しぶりです、健一郎さん……。っていうか、何かワイルドになりましたね?!」
そういえば俺は東京からZ市に行ってから、全然ひげをそっていないことに気づいた。顔を
「いいっすねー、そういう生活!
俺たちは生ビールを飲んでいたので、慶介は酒の勢いで言ってるのかと思ったが、そうでもなかった。慶介は、
「いいですよねー! 取りあえず、キャンプに連れて行ってくださいよー!」
俺は一応、聞いてみた。
「俺はそれでもいいけど、会社はどうするんだ?」
すると慶介は、言い切った。
「会社は休みます! 例のプロジェクトも分からないところは
そして俺たちは明日の午前七時に出発することにして、居酒屋を出た。俺はアパートに戻ると、何も無くなった部屋に
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