第三話
そして次の日。俺はまず、会社に行った。課長と相談すると仕事の
「三年間、お世話になりました。私は今日でこの会社を
そして俺は
「これから
慶介も、言ってくれた。
「落ち着いたら、
俺は再び一礼して、エレベーターに乗った。
それから、中古車販売店に行った。すると店員から、言われた。
「もう、乗れますよ。でもガソリンは少ししか入っていないので、自分で入れてください」
俺は
俺は店員に軽く頭を下げて、軽トラに乗った。そしてまず、ガソリンスタンドに行った。値段が安いのでセルフのガソリンスタンドに行ったが、ガソリンの入れ方が分からなかった。オロオロしているとスタッフがやってきて、入れ方を教えてくれた。俺はガソリンを満タンにして、アパートに向かった。
そして
国道を走って一時間くらい
俺はふと、不安になった。そうだ、今の時間は仕事をしているのが普通だ。ちょっとぐらい
だが俺はその不安以上に、ワクワクしていた。俺はもう、会社では働かない。俺が働くのは、自分のためだ。腹が減ったら自分のために食料を手に入れ、休みたい時は
国道十七号が終わると、十八号に入った。そして気づくと、埼玉県を
朝の七時。太陽の
そして軽トラを走らせ、Z市に入った。感想は、普通の市だな、だった。駅もあるしスーパーもあるし、コンビニもある。俺は少し、『ほっ』とした。もし山奥で食料が手に入らなくても、何とかなると思ったからだ。そう思いながら山に入っていくと、いきなり
俺はそれらの音の中で、しばらくボーっとしていた。こんな世界が、あったのか。今まで東京しか知らなかった俺には、
しばらくそうしていると日は完全に落ち、真っ暗になった。なので、
焚火の炎に
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます